不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

これは日記ではない

友達だった人

booth.pm Twitterで試し読みが流れてきて気になったので電子版を購入して読んだ。年数は忘れたがそれなりに長くSNS(Twitter)をやっている私にも顔を知らない本名を知らない、しかし長い付き合いの相手がいて、中にはそれなりにお互いの事を認知していてや…

一〇月一四日、ハムカツって人気ないのか

毎月恒例、疲労ですっかり身体が重くなってきた時期になってきた。誕生日に食べたかったカレーを昼飯にすべくココイチに入ったら、ちょいトッピングにあったはずのハムカツがなくなっていてガックリ、注文が少なかった(人気がなかった)のだろう仕方ない、…

間違っているかもしれなくても

姉一家がそうだし、仕事相手もなったし、愛読しているブログの方も例のウイルスに罹った、またもや感染拡大中らしいがニュースや新聞でもほとんど報じられない、それでも周囲で感染する人が増えていっている。いつかそのうちカミさんや私も罹るだろうと覚悟…

TwitterはTwitter

またぞろTwitter運営がおかしな事をしでかして「もう終わりだね」と言い出す人が増え、「代わりのサービスはこんなものがある」と話題になっている。ちょっとチェックはしているけれど、TwitterはTwitterだからよかったのであって、Twitterの代替は別にいら…

これは餃子ではない

昼に食べた餃子定食の餃子が、どうにも包みが甘かったらしく箸で持つとどんどんバラけていく。これがまた大餃子なのでバラけると非常に食べにくい。無理くりまとめて口に入れていく。そりゃあ別々でも口に入れば同じではあるのだが、しかし餃子を因数分解し…

五千

今日たまたま「ブログの概要」を見たら連続更新4999日とあって、つまりこの更新で連続5000日になるという(更新している日数はあと千くらい多く、記事数はさらに千くらい多い)。偶然キリのいい数字を見つけてしまったので、自分でわざわざ書く事はないかと…

オリジナル

本日公開された村上春樹の発売直前の新作についての文章を読んで、何言うてんねん何が言いたいねんという気持ちになったが、一方で影響を受けて自分もこういう文章を書いた事があったなと思い出して一人でダメージを受けて悶えている。この日記のどこかにも…

途中で

今月発売の文芸誌はどこも大江健三郎の追悼特集を組んでおり、共通したテーマだからこそ各誌の人脈と選別、そして書き手の力量と人柄が問われるところがあって、追悼文というのは非常におもしろい、と書くと不謹慎か。どれか一冊のつもりが、結局『文學界』…

物語

《もっと遠くへ、高みへ、もっと知らない場所へ、そういう場所に誘ってくれるのが【物語】というものなんじゃないのか?》というツイートを見て、また思い出した。十年以上前、ある小説好きの人と話をしていたらその人が「自分が小説に求めるものは、読み終…

PCのデフラグをしなくなった

少し前に夢に十年近く前に死んだ猫が出てきた、もふもふしてやった。先日、数年前に亡くなった仕事で親しくしていた人が出てきた、普通に会話をしていた。そろそろ母も出てくるのではないかと思っていたら、ついこのあいだ出てきた、何か話したかは忘れた。…

うちの黒猫

獣医に黒猫は正直厳しいと言われ連れて帰った。少し立ち上がる事もあったが、夜には横になって動けなくなってしまい、目は開けているがおそらく見えていない、意識もないかもしれない、薄く呼吸はしていたので身体を温めながら、カミさんと二人でなでたり声…

これを何と呼ぶ

定期的にといっていいだろう、SNS上で「男女の友情は成立するのか」という問いが話題になる事がある、今朝もなっていた。自分だけでなく相手次第でもあるので「人による」という身も蓋もないものが答えであろう、なので「するかしないか」であるなら「する」…

アクセス数

こんな場末の日記でもアクセス数をほんの少しだけ気にしている、というか月間の合計でこれくらいいくかなという目標みたいなものなのだが、かといって目標達成のために何か努力をしているかといえば皆無である。目標と書いたが別に辿り着かなければ着かない…

節電

節電を呼びかけられるが個人としては常日頃から無駄な電気は使わないようにしているのでこれ以上節電のしようがなかった。改めて電気に囲まれて生きている事を実感する、当たり前が当たり前ではなかった、ほんの少しの事で瓦解する。飲食店の看板などが消さ…

本が揺れ続けている

あの頃、ジェイムズ・エルロイのいわゆる「暗黒のL.A.」四部作を読もうと思っていて、持っていなかった『ビッグ・ノーウェア』をAmazonで注文していた。それが届くか届かないかと待ちわびている日だった、揺れたのは。だからいつも今日という日を思い出すと…

少しだけ死に続ける

四十代でどうのこうのという話題が流行っているようで、前にも書いたが四十を不惑というのは惑うからなのだと改めてよくわかった。読んでいるいくつかのブログでもそのテーマが書かれていた。四十代に入ったばかりの自分としては他人事ではないと思って読む…

終わりと散歩の途中

世界の終わりみたいだと言って隣にいる笑った彼女は世界の終わりが好きでそれはバンド名でも名曲のタイトルでもなく世界の終わりのような光景が好きなだけなのかと思ったらやっぱり本当に世界の終わりをどこかで求めているみたいで理由を聞くとだってみんな…

わすれないころしたい

ここを三年前も歩いていたと思い出しながらの道のりで届いた姉からのメールは眉間の皺を寄せてイライラする代物で、それは姉本人ではなくそこに書かれていた内容によるもので、あまり白くならないため息を大きくつきながら会社の忘年会会場に着いた、三年前…

私が答える「はてなブロガーに10の質問」

だいぶ乗り遅れたが、たまにはこういったものに参加してみる。 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ブログ名は一回変わって(短くした)、残っている「不発連合」は大学時代に悪友と作ったグループ名です。ハンドルネームは本名を英語に意訳したもの…

たいした人生を歩んでいない

私は平々凡々でとりたてておもしろみのない人生を歩んでいる。他人の過去のやらかした話や冒険譚を聞くたびに、自分にはこういう話がないと思う。改めて私の身に過去に起きた事を他人に話すとそれなりにドラマチックなところもあるようだが、だが話すほとん…

左足がうずく

二十年前の明日、俺はイギリスのオックスフォードにいた、大学の短期留学プログラムだ。何もあの名門オックスフォード大学に留学したわけではなくて、行った土地、街がオックスフォードだったというだけである。一度くらい海外で過ごしてみろと母に言われ、…

線上

その日から四十日後に猫が死んだ。その日から約半年後に引っ越して同棲を始めた。その年から十年が経った。その日を含めた三つの出来事に直接的な関係はないがかといって無関係でもない。猫はもう弱っていたのでその時期は近かったとはいえその日からの一ヵ…

三分の祈り

「わかるよ、クソだよねこの世界は。この病室も窮屈で、俺も牧師なのにこんな格好でごめん。でもさ、3分間ここにいるから、なんでもいい。吐き出してくれ。ぶつけてくれ。だから3分たったら、少し落ち着かないか」 (「わかるよ、クソだよねこの世界は」――米…

踊ろう

故あってカミさんが早朝、まだ日が登ったかくらいの時間に家を出ていき、俺はその二時間後くらいに起きた。家の空気がえらく冷たく、猫は炬燵から出てくる事なく姿を見ず、寒さに強い方とはいえ今日は寒くてシャツの下に長袖の肌着を着込み、マフラーも巻い…

テキストをくれ

有名無名に限らず、わりと好きな書き手の人がpodcastやYoutubeでの配信を始めており、つまり文章・テキストではなく喋りのコンテンツを作成していてそれはそれで喋り芸があるわけだから違うおもしろさがあるのは重々承知していて、実際いくつか聞いたりして…

日記と言葉

コロナ禍の日々を書き記しておこうと作家と編集者は考えたのだろう、いくつかの文芸誌で日記特集が組まれた。単行本としては『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』(作品社)と『コロナ禍日記』(タバブックス)が出ていて、コンセプトは同じだが筆者が違い、…

SNSと日記の言葉

今日、TwitterのTLで「1945ひろしまタイムライン」が大きな話題になった。 1945ひろしまタイムライン|NHK広島放送局 真面目で真摯な試みだと思う、その一方で小さくない違和感を抱いた。それが何なのかを考えてみると、ハッシュタグにもなった「もし75年前…

七月四日、焼け野原

仕事がないわけではないが絶対に行かないといけないほどではなく、こういう時にどちらを選ぶかというと行く方を選んでしまう。カミさんも仕事の作業があるというので会社に行けば邪魔にならないし仕事もできるし一石二鳥、と言い訳まで作って。休み下手なの…

「これは日記ではない」

イヤホンの話の続きを書くつもりが休日になったので書くものが日記となり間が空いてしまった。空いてしまったと書いたけれど、休日はいわゆる「日記」を書くというのは自分一人で勝手に定めたマイルールで、忘れたり日記とは名ばかりのひと言呟きだったりも…

ひとがら

食事の席で、大学卒業と同時に上司が俺を拾ってくれて今に至るという話になった時に、同席していた人がその理由を上司に問うたところ、うーんと考えて出てきたのが「人柄」であった、ちゃんと聞いたのは今日が初めてだと思う。そうか、人柄か、悪い人柄を拾…