不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

戯言

翌日の事

そういえば三月十一日はよく覚えているけれど、三月十二日はどうだろう、意外と覚えていない事にいまさら気が付いた。この辺の日記は何を書いていいかわからず、祈るような一文ばかりだ、あまり読み返したくない。その日は土曜日で、改めてアパートに帰る彼…

一年後の今日というカレー

今日、昼にふらりと入った店のランチメニューに「濃厚カレーうどんごはん」とあったので注文したら、カレーうどんだけ出てきたので「ごはんは後から出てくるのかな」ととりあえず目の前のうどんを食べ始めたら、底の方にごはんがあった。たしかに「ごはん付…

三十年前の僕らは胸躍らせて『ドラゴンボール』を読んでいた

あれからいくら年月が経っても、いや、年月が経てば経つほど、その創造性、革新性はより輝いていった。鳥山明の漫画やイラストを知らなくても、もしかしたらそれらが好きではなかったとしても、その影響を受けた作品や作り手には絶対に触れているであろう、…

三月三日、何もない記念日

今日は結婚記念日、区役所に婚姻届を出した日が結婚記念日でいいんだよなといまだによくわかっていないのだけれど、とにかくその日なのだが昨日ディナーを食べたし、映画も見たしで(別に記念日に映画を見る必要もないのだが)、昼に飯と本屋・古本屋をまわ…

一生モノ

《今週のお題「一生モノ」》が目に入ったので書いてみよう、何かあるかなと思い出しているが、変な話だが私は一生モノだと思って買った品々は、あっちの方が一生モノだと自覚していないらしく、電化製品や雑貨なら壊れるし服ならほつれたり破れたりしてしま…

ハッピー龍イヤー

二〇二四年、明けております。今年は一月一日午前零時に公開・配信となったThe Yellow Monkeyの“ホテルニュートリノ“をまず聞いて、久々の新曲は最先端レトロといった風情の新しいモードで、来たるアルバムとライブへの期待を高めるいい幕開けになったなと思…

生きてお会いしましょう

二〇二三年、暮れていきます。 世界が激動だったこの一年は、私にとっては再三再四ここで書いてきたように己の体調不良との付き合い方や御し方を模索した一年でした、それは来年も続きそうで、率直に言って忸怩たる思いですらあります。二つの意味で来年は、…

きっと明日から

キリがないので、こうして悼むのは今日までにします。ずっと聞くよ。 声をかけておくれ たまには電話をくれ 笑顔を見せておくれ 放っておいてくれ www.youtube.com どこかに本当に 果てというものがあるなら 一度くらいは行ってみたいと思う www.youtube.com…

世界に色を

三沢光晴がリングで逝った翌日『レスラー』を見た。アベフトシが急逝した翌日の日記を読み返したらカツカレーを喰っていた。自分の大事な人が亡くなってもやれる事なんて、自分が好きなものを見たり食べたりする事だけなのかもしれない。まだ私のくそったれ…

さよならロックンロール

チバユウスケに関しての大切なご報告 - The Birthday 今日世界の終わりを迎えました、明日また新しいくそったれの世界が始まるのでしょう、青空かもしれません、だけど今日は終わった世界を想って泣かせてください。好きという次元でなく全ての音と言葉が私…

十五年後の「毒されたデルフィンたちよ」

立憲民主党の塩村あやか議員の「プロレス」ツイート(ポスト)を発端に、Twitterはじめネットで業界・ファンが騒がしかったここ数日。該当ツイートの詳細内容や是非はここでは置く。ただ、レスラーやファン、関係者が個別に考えや感想を書く事は構わないし、…

本当にあっちゃんはかっこよかった

大切なお知らせ|BUCK-TICK オフィシャルサイト ちゃんと聞き始めたのはこの十年くらいで新譜が出れば聞いたし旧譜もたまに聞き直すものの、新作を指折り数え待つわけでも何を置いてもライブに馳せ参じるわけでもなく、ファンとは決して言えない極めてライト…

ヨンサンニイチレイ

先日iPhoneの保護フイルムを張り替えたのですがあまりうまくいかず、真ん中はいいが端っこの方に気泡が入ってしまい、ちぇっ、なんだよと当初は思ったものの、まぁ別に画面を見るのに支障はほぼないからいいかなとその日のうちに受け入れてしまいました。以…

墓碑銘

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』に「自分の墓碑銘になんと刻むか」というやり取りがあったので、見終わった後でカミさんに聞いてみた。「君が刻むとしたら、何という言葉を?」 「『遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ』」 「鎌倉武士だ…

間違っているかもしれなくても

姉一家がそうだし、仕事相手もなったし、愛読しているブログの方も例のウイルスに罹った、またもや感染拡大中らしいがニュースや新聞でもほとんど報じられない、それでも周囲で感染する人が増えていっている。いつかそのうちカミさんや私も罹るだろうと覚悟…

花を買う

母の命日なので花を買った。毎年カミさんが花を買ってきてくれるが、今年は私が買った。花を買う習慣がないのもありいくらくらいなのかも知らなかったので、花屋でプチブーケ的なものを選んだら思いのほか高く、他に安いのもあったがやっぱりこれがいいなと…

五千

今日たまたま「ブログの概要」を見たら連続更新4999日とあって、つまりこの更新で連続5000日になるという(更新している日数はあと千くらい多く、記事数はさらに千くらい多い)。偶然キリのいい数字を見つけてしまったので、自分でわざわざ書く事はないかと…

今日というカレー

先日見つけた新しいカレー屋で昼飯を喰ってから、会社に行く電車の中で十二年前の今日もカレーを食べた事を思い出した。一緒に住んでいなかったけれど、こっちの方が近いからと歩いて私のアパートまで来た彼女(カミさん)と、荷物を置いてから夕飯を喰いに…

記念日

本日三月三日は桃の節句で雛祭り、我々の結婚記念日、そして一緒に住みだして初めてカミさんが鍵をなくした日です。どこやったんや。曰く、外から帰ってきた時は自分で開けて入ったんだから家の中にあるはずだ、とゴミ箱までひっくり返すも出てこない。鍵入…

さらば、有難う、天才

永遠の恋人三沢光晴が亡くなってしまった緑(いまは青)のマットを最後の戦場に選び、現役最高峰の内藤哲也を介錯役に選んだかと思いきやつゆ払いにもしてしまって、盟友蝶野正洋と短いながらも一騎打ちを決行して、それを泣いていいのか笑顔になっていいの…

二三

明けております。新年になったからといって不調が回復するわけもなくあっさりと気分新たにとは全くならず、めでたいかどうかも判然としませんが、新年は新年です。おみくじ代わりのシャッフル再生はYoung Marble Giants“Colossal Youth”でした。これが何を指…

共に暮れて

親知らずの抜歯で始まった二〇二二年は肺炎と共に暮れていきます。このまま肺炎も暮れていってほしいところです。戦争があり、元首相の現役政治家の白昼の暗殺があり、早い人も遅い人もいるけどアントニオ猪木やゴダールのような時代を象徴してきたような人…

しじゅーに

黒猫が亡くなって弔った今日が自分の誕生日で、一体気持ちをどこにどう持っていったらいいのか、何とも情緒が不安定になっていますが、誕生日は誕生日です、四十二、何ですか後厄らしいですね、昨年同様特に何にもしませんが。昨年のこの日の日記に《「元気…

うちの黒猫

獣医に黒猫は正直厳しいと言われ連れて帰った。少し立ち上がる事もあったが、夜には横になって動けなくなってしまい、目は開けているがおそらく見えていない、意識もないかもしれない、薄く呼吸はしていたので身体を温めながら、カミさんと二人でなでたり声…

JLG

ジャン=リュック・ゴダールが亡くなった、九十一歳。ゴルバチョフが、エリザベス女王が、ピーター・ブルックが逝ってもそうは思わなかったが、ゴダールが逝ったら大きな一時代が終わったんだと思った。全てではないが作品は何本も見ているし偉大な映画監督…

何でもあるが何もない

何かを書き残しておこうと思うけれど、何を書き残すのか自分でもよくわかっていない。書き出せばいくらでも書けるが、それが書きたい事なのかがわからない。生死も政治も思想も事件も何もかも消費されていっているように見えて、自分は消費したくないしされ…

毎年暑い日

今日は賞与の日だった、そして母の命日だった。毎年送られてくる友人からのメールを今年も受け取り、お礼を言い、出てきた母の写真を送ったら、似ているねと言われた。賞与が出たからというわけではないが何か手向けるものでも買おうかと考えたが、先にカミ…

「呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」

生の姿を見たのは三度。一度目は理由は知らないが吉井和哉のライブの前座で出た時。二度目はさらに何故だから知らないけどその吉井和哉とコラボした曲を出し、年末の武道館でおそらく最初で最後であろうその曲のパフォーマンスを見た時。三度目はものまねプ…

二十年

注文してから二十年待ちのコロッケが届いたというツイートを見かけた。本当に二十年待ちだった事が一番の驚きだが、注文した方が喜び舞い踊っていて、知らない人だし食べられるわけでもないのに本気でよかったなと思った。私は二十年待っていられるだろうか…

青山真治『宝ヶ池の沈まぬ亀』/それでも人生と映画は

映画監督 青山真治さん死去 「EUREKA」がカンヌ映画祭で受賞 | NHK | おくやみ 先日読み終えた、とても分厚い日記。二段組でたっぷりと書かれているんだけど、核心的な事はやたらとぼかして書かれていて、日記は書きたい事ではなく書き残したい事を書くもの…