不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

music

宮本浩次「ソロ活動5周年記念ツアー 今、俺の行きたい場所」/バケモノ中年此処にあり

声と姿を生で見て聞くのは一年ちょっと前のエレファントカシマシ以来、ソロとしては初めての宮本浩次のコンサートへ行く。ツアー初日でハコは北とぴあさくらホール。チケットを発券したらえらく前の方の席で、そのうえ端っこなものだから、もしかして舞台袖…

兄弟喧嘩の終わり

The guns have fallen silent.The stars have aligned.The great wait is over.Come see.It will not be televised. pic.twitter.com/FaELtNlVMh— Oasis (@oasis) 2024年8月27日 ファンほどいつか再結成するだろうと思っていたし、熱心なファンほどその日は…

最新に踊らされる

Spotifyを始めてから古今東西様々な音楽があるもので、あれも聞いてみようこれも聞いてみようと手を出し、それ自体はいい事なんだろうけど聞き込む事が減ったし、何より新譜が出るたびに踊らされている気がしてきた。毎週水曜に邦楽、金曜に洋楽の新譜が配信…

七月二八日、はかどらず

午前中に来る荷物を待っていたが十二時過ぎても来ず、人員不足であろうそういう事もあるがこちらも予定が立たないので、暑いなか申し訳ないが再配送のつもりで外出。あとで確認したら十二時四十分に来たらしい、昼飯を喰ってから本屋に行き、カフェで仕事の…

一円も出さずに

Bluetoothイヤフォンが壊れた。買ってすぐじゃないかと思ったが検索したら購入は一昨年の十二月で*1、二年くらいは使いたかったが一年七ヶ月なら許容範囲内か。イヤフォンはわりと必須アイテムで、明日から土日となれば家電量販店は混雑する、なので本日会社…

アンコールとカーテンコール

ポスト・クラシックとはいえ、久しぶりにクラシックのコンサートに行って思い出したのは、アンコール/カーテンコールの拍手の長さと回数である。アンコールは演者が体勢に入れば拍手はおさまるが、カーテンコールは何回が正解なんだ。個人的には二、三回出…

フランチェスコ・トリスターノ コンサート/優男がビートに乗って

思いつきと勢いで買った*1フランチェスコ・トリスターノのコンサートに行ってきた、ハコは銀座にあるヤマハホール。彼の事は確かグレン・グールド周辺から知ったはずだが、このコンサートではバッハなどの古典クラシック(トートロジー?)ではなく、ポスト…

六月二九日、吾妻さんはSFファン

仕事で出かけるカミさんを見送ってから二度寝、昼前に起きるつもりがアラームをつけ忘れ、気づいたら十四時を過ぎていた。シャワーを浴びて目を覚まして外出、つけ麺を食していたらカミさんから仕事が終わったメールが届いたので、渋谷で待ち合わせる事にし…

こそこそとテレビを見た

今宵の「ミュージックステーション」にThe Yellow Monkeyが出ると聞いてはいたのだが、繁忙期なので見るのは無理であろうと思っていた。カミさんと「代わりに見といてくれ」などとメールでやり取りしていたら、「そろそろ出番だよ」と言われたタイミングがち…

思いつきと勢いと行動

体調不良を理由にしているが言い訳にもしているなと気づき、自分にいま足りないのは思いつきと勢いと行動だと思っているところに、ちょっと前から聞いているピアニストが来月に来日公演をすると聞き、チェックしてみたらチケットがあったので勢いで買った、…

一番読んでいる本

実際のところこの数ヶ月で一番読んでいるのは『別冊音楽と人 チバユウスケ』である。頭から最後までじっくりと一読した後は、自室の椅子から届く場所に常に置いておいて、ふと手にしては、時に写真を眺め、時に適当に開いた箇所を読んではまた置いて、違う機…

五月二〇日、睡眠とRHCP

朝食をとり仕事に出かけるカミさんを見送ってから布団にダイブして二度寝。昼過ぎに起きて少し仕事をして(昨日までとは違う作業)、一息ついたらまた眠くなったので三度寝。風邪をひいたわけでもないのにずっと寝ていられる。三時過ぎに起きてまた少し仕事…

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”/俺たちと君たちの歌

いきなり別のミュージシャンの話を書き始めるが、チバユウスケという人は物語を背負わなかった人だった。むろん歴史(history)はあるけれど物語(story)を自らの言葉にする事は半ば拒否していたのではないかとずっと思っていたが、『音楽と人』追悼インタ…

真っ黒なベーシスト

元ゆらゆら帝国ベーシスト亀川千代が死去 - 音楽ナタリー 雑誌などの高い評判を知って聞いた『空洞です』が初めてのゆらゆら帝国だった。一聴してさっぱりわからん、なんだこの音楽はと戸惑い、とりあえず「わからない音楽」棚に置いておいたら、ほどなく解…

プピー

一昨年末あたりにエレクトリック・マイルスをいいなと思うようになってから楽しめるジャズ(というか音楽全般)の幅が広がったように思うのだが、まだフリージャズは手を出したり出さなかったりしている。オーネット・コールマンや後期コルトレーン、あとは…

ライブ前

暇つぶしにYoutubeをなんとなしに見ていたら、某バンドのテレビ番組でのライブ映像があって、このスタジオ収録に抽選であたって一人で行ったなぁと思い出しながら気軽に再生ボタンを押したら、若い自分の顔がニョッと出てきたので変な声が出た。バンドがステ…

三つの光と春

私のフェイバリットバンドが高らかに新しい音を奏で来月の新譜発売を発表した本日は、私の愛するロックンローラーがいたバンドがおそらく最後であろう新曲三つを入れたEPを発売した。病気を克服し戻ってきた吉井和哉が《shine on》と歌っている。かつて《ひ…

一二月二八日、野菜、配信

上司からの在宅仕事の電話で起きる、仕事が納まらない。そのせいとは言わないが、挽いたコーヒー豆を床にぶち撒いてしまい、午前中からぐったりしてしまう。そのままぐったり過ごして、昼に外出。行った事がなかった近所のかつやに行き、カツ丼。今年最後の…

きっと明日から

キリがないので、こうして悼むのは今日までにします。ずっと聞くよ。 声をかけておくれ たまには電話をくれ 笑顔を見せておくれ 放っておいてくれ www.youtube.com どこかに本当に 果てというものがあるなら 一度くらいは行ってみたいと思う www.youtube.com…

世界に色を

三沢光晴がリングで逝った翌日『レスラー』を見た。アベフトシが急逝した翌日の日記を読み返したらカツカレーを喰っていた。自分の大事な人が亡くなってもやれる事なんて、自分が好きなものを見たり食べたりする事だけなのかもしれない。まだ私のくそったれ…

さよならロックンロール

チバユウスケに関しての大切なご報告 - The Birthday 今日世界の終わりを迎えました、明日また新しいくそったれの世界が始まるのでしょう、青空かもしれません、だけど今日は終わった世界を想って泣かせてください。好きという次元でなく全ての音と言葉が私…

一二月一日夜と二日、俺と肺炎と眉毛とギター、散歩だけ

昨夜は眉毛兄貴と愉快な仲間たちことNoel Gallagher's High Flying Birds 2023 JAPAN TOURのライブでした。OASISは何度か行ったが、解散後はリアムもノエルもチケットをとってもこちらの都合で行けないなど縁がなく、今回は悪友 IZから誘われて、とれたら行…

イージー、ハード

しばらく前に会社の後輩と音楽の話をしていて、「最近はクラシックをよく聞いているよ」と言ったら、「あーいいですね、イージーリスニングにいいですもんね」と言うものだから、たしかにながら聞きをする事が多く、決して音楽だけに向かい合って聞いている…

二〇二三年、Spotifyの私

毎年恒例Spotifyから一年のまとめたができたでと通知があったので早速見る。 今年のSpotify - 不発連合式バックドロップ 二〇二〇年のSpotify - 不発連合式バックドロップ 二〇二一年のSpotify - 不発連合式バックドロップ 二〇二二年、Spotifyの私 - 不発連…

本当にあっちゃんはかっこよかった

大切なお知らせ|BUCK-TICK オフィシャルサイト ちゃんと聞き始めたのはこの十年くらいで新譜が出れば聞いたし旧譜もたまに聞き直すものの、新作を指折り数え待つわけでも何を置いてもライブに馳せ参じるわけでもなく、ファンとは決して言えない極めてライト…

なければないで

先週金曜に美容院へ行く際、ワイヤレスイヤホンの充電器を開けたら空だった、どうやら会社に忘れてきたらしい。ないものはしょうがないと金土日の三日間はハナウタでやり過ごす。カミさんや他の誰かといる時は当然使わないものの、一人の移動ではたいがい音…

悲報はなくならないが少なくていい

上司から「悲報です」という言葉と共に急なスケジュールの仕事を振られる。本当に悲報だ。つくづく「騙し騙しやっていこう」という話は何だったのかと遠い目になってしまう。振られた仕事をやってしまうのが悪いのだろうか。準備をしていたら、メールである…

一〇月九日、世界の終わり

祝日で休日だが午前中は書斎で仕事を進めて、ひと段落したところで吉井和哉のthee michelle gun elephant“世界の終わり”カバーパフォーマンスが限定配信されたと聞き、慌ててYoutubeを見る。強い思いを込めたであろう吉井の歌いっぷりのよさを楽しみながら、…

戒厳令下

菊地成孔のメールマガジンをとっているにもかかわらず、それを元にした『戒厳令下の新宿 菊地成孔のコロナ日記 2020.6-2023.1』(草思社)*1を買って読んでいたら*2、そういえばDC/PRGの20周年ツアーライブのCD-BOX(七枚組)を買っていたのを思い出した。数…

坂本龍一『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』/危うくって好きな人

『音楽は自由にする』の続編にして最後の語り下ろし自伝、聞き手は鈴木正文。『新潮』連載時に一回ほど読んだが、これはまとめて読むべきだなと待っていたら、教授が亡くなってしまった。本人もそれを見越して始めたのだろうが、葬式のプレイリストを作成す…