不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

二月一九日、チリ・ペッパーズのみなさん

 夕方からライブだから逆算して少し遅めの昼飯を喰い、そこでお茶も飲んで時間を潰してから水道橋へ移動。東京ドーム周辺でTと合流し、程よい時間までタリーズでまったり。ライブ前にそわそわしなかったり、テンションを高めなくなってしまったけれど、平常心で向かうライブも結構よい、音楽と地続き。

 個人的には通算四度目、十六年ぶりのRed Hot Chili Peppersジョン・フルシアンテ復帰後の初来日だけあって期待大で迎えた単独ライブは“Can”t Stop”で幕開け。一曲ごとに曲間は開くようになったので疾走感はないけれど、全員キレッキレのパフォーマンスで一曲ずつの濃度がかなり濃いのでむしろこれくらいがいいのかもしれない、二時間弱と短めに思えるけれど振り返るとたっぷり味わった気分。新譜二枚のツアーにもかかわらずそこからは三割くらいでベストアルバム的なセットリスト。ジョンはクレイジーにならずにわりとキッチリ演奏していたのが意外ながら、よい。フリーは相変わらずで最高。アンソニーは調子がかなりよさそう、序盤で少しタイミングずれていた気もしたがすぐ問題なしに。チャドはチャドでした。メンバーも客もみんな歳を食ったけれど、そのぶん円熟味が増してでよい。つくづくフリーのバンドだなともよくわかる。席がよいのか音響も完璧で、楽しかった。

 それにしても場内で「マスク常時着用、歓声出すな」としきりにアナウンスをしていたが、マスク外す人は多数、シンガロング発生でした。まぁもう抑えられないだろうな。ちなみに私はマスク着用、肺炎の影響で声も息も続かないのでシンガロングはせず、歓声はちょっと出してしまった。アリーナ席だったので退場はまったりとその場で待ってから。飯田橋駅まで歩き、駅ビルでサクッと飯を食って解散。電車で座ると疲れがのしかかりぐったり。明日から一週間乗り切れるか。