不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

歩くのが早い

兄弟喧嘩の終わり

The guns have fallen silent.The stars have aligned.The great wait is over.Come see.It will not be televised. pic.twitter.com/FaELtNlVMh— Oasis (@oasis) 2024年8月27日 ファンほどいつか再結成するだろうと思っていたし、熱心なファンほどその日は…

煙草を喫いたい時

たとえば疲れた時に、あるいは何か考えている時に、はたまたちょっとした気分転換をしたい時に、飲めない酒は一杯くらい飲みたくなる事はやっぱり全然ないのだけれど、喫わない煙草を喫いたくなる時はある。これは、まぁ第一に酒は飲みたくても下戸だから飲…

貼り紙一枚

時計電池交換承ります 午前十一時から午後二時まで これだけ書かれた一枚の紙が貼られていたのは、どう見ても単なる古民家にしか見えない建物の戸だった。引き戸で摺りガラスだから中は全く見えない。駅から会社に行くのはいつも人の少ない裏道を通っている…

メガネの引退

仕事用メガネを引退させた。調べてみるとメガネの寿命は、物によるにせよレンズ二〜五年、フレーム三〜六年といったところで、これを買ったのは二〇〇八年だから(吉祥寺で姉と一緒に買ったのを覚えている)かれこれ十六年使っている事になる。幸いにも視力…

続・百円玉(そして増えたもの)

百円玉 - 不発連合式バックドロップ この日記から五ヶ月弱経ったわけだが、書いた通りやはりそのまま、いまだに百円玉は風呂籠の中にポツンと置かれている。もはやこういう風景として我々の間で定着した感がある。そうこうしているうちに品物が増えた、ある…

一番読んでいる本

実際のところこの数ヶ月で一番読んでいるのは『別冊音楽と人 チバユウスケ』である。頭から最後までじっくりと一読した後は、自室の椅子から届く場所に常に置いておいて、ふと手にしては、時に写真を眺め、時に適当に開いた箇所を読んではまた置いて、違う機…

銅像の犬

この日記に載せた犬の銅像の写真(下に再掲載)は、家から駅へ向かう途中の道から見える。古いアパートと大家であろう隣接していた家が丸っと解体された跡地だ。次に何ができるのかな、まぁまた家とアパートかと解体工事を眺めていたら、終わった更地にいつ…

買えず

会社近所のコンビニでカフェオレを買って、コーヒーマシンにコップを入れてボタンを押したが反応がない。そうしたらボタンがアラームのようにチカチカしていたので店員に言ったら、すぐに対応してくれた、どうやらタンクの牛乳が尽きたようだ。最近のコンビ…

友達だった人

booth.pm Twitterで試し読みが流れてきて気になったので電子版を購入して読んだ。年数は忘れたがそれなりに長くSNS(Twitter)をやっている私にも顔を知らない本名を知らない、しかし長い付き合いの相手がいて、中にはそれなりにお互いの事を認知していてや…

三つの光と春

私のフェイバリットバンドが高らかに新しい音を奏で来月の新譜発売を発表した本日は、私の愛するロックンローラーがいたバンドがおそらく最後であろう新曲三つを入れたEPを発売した。病気を克服し戻ってきた吉井和哉が《shine on》と歌っている。かつて《ひ…

「有難う、お疲れ」

先日、Twitter*1で、何の文脈なのかはよく知らないのだが、「階段にお礼を言うのか」というフレーズだけを見かけて、まぁ上り下りのたびに階段にお礼を言う事はないかもしれないが、長年上り下りしていたのにそこから離れる事になったら、あるいはそこが壊さ…

珍しく青

このあいだ「あそこの交差点はいつも赤信号でひっかかる」という日記を書いたのだが*1、昨夜ぼんやり見ていたTumblrでこんな引用が流れてきた。 今日祖父を、予約しておいた病院に車で連れていったときのことだ。2つ続けて赤信号に引っかかり不満を言ってい…

湯たんぽの魂

真冬はいつも湯たんぽを寝床にもぐりこませているのだが、その熱は動物の、それこそ丸まった猫のように思えて、だから朝起きて熱が失われていると、命を失ったかのように感じる事がしばしばある。数少ないが遺体に触れた時に「冷たいな」とすなおに思った。…

百円玉

ずいぶん前から風呂の脱衣所の籠に百円玉がポツンと置かれている、少なくとも昨年十二月くらいからはあるはずだ。脱ぎ着する際にズボンか何かから落ちたのだろうが、問題はカミさんのなのか私のなのかわからない事である。とりあえず私のだとは確証は持てず…

ような

書きたい事があるようなないような、書かない方がいいような悪いような、もやっとしたものを抱えていてそれは言語化した方がいいような悪いような、精神的に安定しているような不安定なような、今日はそんな心持ちだけを書いておけばいいかと開き直っている…

百年前の暑さ

ここ数年、季節の繋ぎが雑だとは何回も書いていたけれど、だからといって季節を繋がなければいいというわけではない。27.5度は夏だ、まさかこの時期に冷房が結構強く効いた電車に乗るとは思わなかったしそれを快適だと感じるとは予想できなかった。何でも《1…

「感」

仕事上のやり取りでたまに「スケジュール感はどんな感じでしょうか」と聞かれる事があり、そのつど「感」が被っているとか、「感」なら「なる早で」や「ASAP(as soon as possible)で」といったふわっとした回答でいいのかと思いながら、ちゃんと×月×日まで…

間違っているかもしれなくても

姉一家がそうだし、仕事相手もなったし、愛読しているブログの方も例のウイルスに罹った、またもや感染拡大中らしいがニュースや新聞でもほとんど報じられない、それでも周囲で感染する人が増えていっている。いつかそのうちカミさんや私も罹るだろうと覚悟…

焼肉バロメーター

全体の作業も早めに終わり、久方ぶりに打ち上げで焼肉へ行った。肉を焼く際に白米を口にせず、〆も小盛りのカルビクッパなんぞになった時に、自分はもはや若くないオッサンなのだと自覚した。他人の金で焼肉なんて、うれしい!たのしい!大好き!のはずだが…

「ズンズン歩いていた」

上司が会社に来るや、外から社に帰る私を見かけたらしく、「前の方を君が歩いていたんだけど、すごい勢いでズンズン歩いていたから声もかけられなかった」と言われる。「そんなに勢いありましたか」「あった」、暑いから早足になった感はあるが普通に歩いて…

名づけ

昨日の続きといえば続きだが、よくわからん課金制度が導入されたりAPI制限があったりした時よりも、名前が変わった今回が一番「Twitterやめる」(実際やめた)という人が多いのはおもしろい現象だと思う。名前が変わる事は中身も変わる事なのだと認識してい…

花を買う

母の命日なので花を買った。毎年カミさんが花を買ってきてくれるが、今年は私が買った。花を買う習慣がないのもありいくらくらいなのかも知らなかったので、花屋でプチブーケ的なものを選んだら思いのほか高く、他に安いのもあったがやっぱりこれがいいなと…

流す曲

坂本龍一が自分の葬儀のために作成していたプレイリストが公開されていたので聞いてみた。教授の音楽の変遷やルーツが見えてくるようだが音楽的な詳しい点は私にはわからない。ただ、そうか、葬儀にこれらを流してほしかったのかと思いながら、そんな音楽を…

雨男だけど晴れ男だった

仕事で外の現場によく一緒に行く人と話していたら流れで自分が雨男であると言うと、驚かれて「だっていつも外では晴れるじゃないですか。前の担当の時は雨ばっかで、あなたに変わってから晴れ続きだから、仲間内でも晴れ男なんだねって話しているくらいで」…

建築と曖昧

いつも眠いわりには眠りの深度は浅く、やたらと夢を見る。他人の夢の話ほど興味を覚えない(おもしろくない)ものはないのだが、自分で書き残しておくと後で読み返しておもしろかったりする。私はよく夢を見るけれど、どの夢もほとんど内容は忘れてしまい覚…

オリジナル

本日公開された村上春樹の発売直前の新作についての文章を読んで、何言うてんねん何が言いたいねんという気持ちになったが、一方で影響を受けて自分もこういう文章を書いた事があったなと思い出して一人でダメージを受けて悶えている。この日記のどこかにも…

物語

《もっと遠くへ、高みへ、もっと知らない場所へ、そういう場所に誘ってくれるのが【物語】というものなんじゃないのか?》というツイートを見て、また思い出した。十年以上前、ある小説好きの人と話をしていたらその人が「自分が小説に求めるものは、読み終…

チグハグだった

今日は朝から、いや何なら寝ている時からチグハグな感があった、カミさんが私の呼びかけに全く応じなくて怒る夢を見た。家にいた時は肌寒いのに外を歩き出したら暑くなって、けれど帰る頃にはまた寒くなっていた。会社ではこれは自分の仕事なのか何なのか、…

四月二日、ボウイ、龍一

Amazon prime videoで「デヴィッド・ボウイ 最後の5年間」を見る。5年というのは曲名に合わせたもので実質は晩年の10年くらい。最後まで音楽を作り、そして変わっていこうとした姿に感動。外出して昼飯を食い、いつもの本屋古本屋スーパーを回ってから帰宅、…

記念日

本日三月三日は桃の節句で雛祭り、我々の結婚記念日、そして一緒に住みだして初めてカミさんが鍵をなくした日です。どこやったんや。曰く、外から帰ってきた時は自分で開けて入ったんだから家の中にあるはずだ、とゴミ箱までひっくり返すも出てこない。鍵入…