不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

友達だった人

booth.pm

 Twitterで試し読みが流れてきて気になったので電子版を購入して読んだ。年数は忘れたがそれなりに長くSNSTwitter)をやっている私にも顔を知らない本名を知らない、しかし長い付き合いの相手がいて、中にはそれなりにお互いの事を認知していてやり取りもよくしていて親しいと言っていいかもしれない人もいる。だからこの漫画からそういう人たちの事を思ったのだが、本書を読んだ少し後、相互フォローの方の訃報を聞いた。カルチャー系の編集者で、ごくごくたまにTwitterやインスタグラムで話しかけたりコメントを残したりする間柄だった、わりと趣味嗜好が似ていた、おそらく住んでいるところも近かったようだ。三人の編集者と合同誌を一年に一回出していて、私はそれを欠かさず買っていた。一度だけ店頭でお目にかかり、挨拶をしたがろくな会話はしなかった。いつかまた、そのうちきっと、そう思っていたけれど果たせずに終わってしまった、私は何度同じ過ちを繰り返すのだろう。私はその人の事を友達とはとても言えないのだけれど、知人というには他人行儀すぎて、何と呼べばいいのだろう、やっぱり友達と言っていいのかな。