不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

数分だけ漫画

 今シーズンも布団乾燥機のお世話になった。まだ寒い夜があるそうなので少し登場はするだろう、湯たんぽは出番を終えた、有難う。我が家の布団乾燥機は一回で一つしか対応できないので、だいたい私が風呂から出た後に私→カミさんの順番で温める、カミさんの方が寒がりなので寝る時間に少しでも近づける配慮である。その間は別の部屋にいるのだが扉を閉めているしだいたい音楽を聞いているので、ぼちぼち終わったかなと覗いて、あと数分程度だったら寝室で座って待つ。その際、その辺にある一度読んだ漫画を手にする事が多いのだが、わずか数分しかないのでほとんど読み進まない。だが少しは進むので何度か繰り返してるうちに読み終わる事もある。今シーズンは『おいしいロシア』を読み終わった。ロシア人と結婚した人の料理コミックエッセイで、読みながら「いまこの夫婦はどこでどう過ごしているんだろう」と調べてみたら、タイで楽しそうに暮らしていた、何よりだ。

三月一七日、回復した人しない人

 起きたらカミさんはかなり回復していたようで何よりである。一方の私は体力も気力もちっとも回復しておらず、よりボロボロ状態で会社に行き、ひたすら作業をしたのであった。その甲斐あってなのかはともかく、早めに作業が終わったのでほっとしたのもつかの間、明日は別の仕事が一件入っていて、それはとても楽しみなものではあるのだが楽しみだけで乗り切れるのかと不安。私の明日はどっちだ。

三月一六日、発熱(私ではない)

 重すぎる身体を引きずって会社に行って仕事をしているとカミさんから「発熱した」というメールが届く。昨夜からどうにも調子が悪そうだったから心配していたが、この寒暖差でやられたようだ。具合はどうかと詳しく聞くと、嗅覚味覚は問題なく、ひと眠りしたら少し下がったから例のあれではなさそう、もう少し寝るとの事。しばし後、改めて届いたメールは、さらに熱が下がった、ついでにトラブルが起きていたPCも治ったと朗報二つ、何より、よかった。カミさんを看病するので帰りますと言ってさっさと会社を出ればよかったなと後から悔やむ。

組む理由

 部署の人達と飯に行って、品物が来るまで待っている間、ふと見まわしたらほとんどの人(オッサン六人)が腕組みをしていた。そんな私も無意識にしていて、気づくやスッと腕をといたのだが、何故腕組みをしてしまうのだろうか。ネットで検索してみたら心理的な背景はともあれ肉体としては「加齢などによる筋力の低下で、腕組みをすると姿勢が楽になるから」*1と出てきた。なるほど、だからオッサンは腕を組むのかと納得した。では足を組むのはどうなんだとこちらも調べてみたら、「長時間の同じ姿勢からくる疲れを解消するため」と「すでに歪んだ体のバランスを保つため」とあった(心理面は外す)*2。そうだったのか、ではこれから混んでいる電車内でも頑なに足を組み続ける人を見たら「歪んだ体なんだな。ついでに心も歪んでいるんだな」と思えばいいんだな、それはそれとして邪魔だよ。

珍しく青

 このあいだ「あそこの交差点はいつも赤信号でひっかかる」という日記を書いたのだが*1、昨夜ぼんやり見ていたTumblrでこんな引用が流れてきた。

今日祖父を、予約しておいた病院に車で連れていったときのことだ。2つ続けて赤信号に引っかかり不満を言っていると、祖父はクスクスと笑い出した。「お前はいつも赤信号に文句を言ってる。だが青信号を褒め称えたことがないな」

 なるほど、私もそうであった。心持ちというものを替えてみれば生活や世界の見え方が変わるはずで、今日たまたま先の日記の《いつも行きたい方向が赤信号になる》交差点に行く事になり、さてはてと思っていたら、なんと青信号で立ち止まる事なく歩を進める事ができた。このタイミングはいったい、神の采配か、だとしたら神はずいぶんと暇だな、まぁ大小様々な神がいるから誰か一人(一神?)くらいはそういう事をするのかもしれないけれど、ともあれ、褒め称えた事のない青信号を「いいぞ、よくやった」と心の中で褒め称えながら横断歩道を渡った。

やる前からもう疲れている

 今月下旬に仕事が結構詰まっているので中旬はゆるゆるで行きたい、行けそうだなと思っていたら、急転直下でタイトな作業が入ってしまった。おかしい、逃げ切れるはずだったのに何故だ、何故いつもこうなってしまうのか。そういう星の元に生まれているのか、どんな星だ、爆発しろ。「仕事が早い」などという評価をもらわないようにすべきであった。超特急作業による割増料金を請求したい。

翌日の事

 そういえば三月十一日はよく覚えているけれど、三月十二日はどうだろう、意外と覚えていない事にいまさら気が付いた。この辺の日記は何を書いていいかわからず、祈るような一文ばかりだ、あまり読み返したくない。その日は土曜日で、改めてアパートに帰る彼女(現カミさん)を見送り、あとは自宅で過ごしていたはずだ。方々に連絡をとった。節電しようと家の電気を消していた。何を食べたかは忘れてしまった。いろいろな意味で自分自身の弱さを痛感していた。そういう事も覚えておいた方がいいのかもしれない。あれから少しは強くなれただろうか。