不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

名づけ

 昨日の続きといえば続きだが、よくわからん課金制度が導入されたりAPI制限があったりした時よりも、名前が変わった今回が一番「Twitterやめる」(実際やめた)という人が多いのはおもしろい現象だと思う。名前が変わる事は中身も変わる事なのだと認識しているわけである。Twitterの場合、アイコン≒象徴まで変わってしまった。名前と象徴が変わるというのは、大げさではあるが国家にたとえれば、名前が日本でなく、国旗も日の丸でなく、もちろん天皇もいなくなる、という事だから、そりゃあいくら中身が同じでも違う国になったと認識するだろう。そもそも名前と象徴というのは、動物の中で人間だけが用いてきたものであるはずで(適当に言うてます)、意味合いが重い。このあたりを解説した本があったら読んでみたい。調べたら岩波新書に『名前と人間』という本があったので、まずはそこからかな。あと、未読のまま置いてあるベケット『名づけえぬもの』も読まねばな。