不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

四月二日、ボウイ、龍一

 Amazon prime videoで「デヴィッド・ボウイ 最後の5年間」を見る。5年というのは曲名に合わせたもので実質は晩年の10年くらい。最後まで音楽を作り、そして変わっていこうとした姿に感動。外出して昼飯を食い、いつもの本屋古本屋スーパーを回ってから帰宅、今度は「最初の5年間」を見る。二つ併せて『ムーンエイジ・デイドリーム』の補完にピッタリ。どちらもよかったけど、失敗続きな上に関係者からの辛辣なコメントも結構ある「最初」がおもしろかった。凡庸な楽曲ばかりから一気に『Space Oddity』で飛躍したのがよくわかる。この後のベルリン時代については確かドキュメント本が出ていたはずのでそちらを読んでみようかな。

 夕飯を喰い、『新選組!』を一話見てから夜の散歩に出て、帰ったところで坂本龍一の訃報が届く。ボウイのドキュメンタリーを立て続けに見て、『戦場のメリークリスマス』も近々見るかなと思っていたところで、こんなリンクはいらない。死が近いであろう事は薄々わかっていたが、わかっていたからといってすんなり受け入れられるわけではない。本当に坂本龍一が好きだった。音楽も、人間も。たとえ相容れないところがあっても、それを含めて好きだったんだよ。名前に同じ漢字が使われている事を密かに嬉しく思っていたほど。さみしい。