不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

戒厳令下

 菊地成孔メールマガジンをとっているにもかかわらず、それを元にした戒厳令下の新宿 菊地成孔のコロナ日記 2020.6-2023.1』(草思社*1を買って読んでいたら*2、そういえばDC/PRGの20周年ツアーライブのCD-BOX(七枚組)を買っていたのを思い出した。数量限定発売のはずでサブスクリプションでも配信されていないので、このCDを聞くしかないのだが一時期「CDをPCに取り込んでiPhoneに移す」どころか「CDをコンポに入れる」事すら面倒になってしまい、そのまま忘れていたのだ、何がそんなに面倒だったのか、面倒くさいは狂気の始まりという平山夢明の名言が頭にちらつく。思い出したのならといつ以来か、CDを挿入しプレイボタンを押した。別段耳がいいわけではないし同じ音源を聞き比べてもいないのに言うのもなんだが、配信音源に比べてCDは音がいいんだなと思った、クリアに聞こえた。CDが主流の時にレコードもそう言われたのかもしれない。いまはレコードやカセットもまた売れ出していると聞く、きっと音は違うだろうけどそこまで手を出したら収拾がつかなくなりそうなので、私はSpotifyと CDだけにしておく、いまのところは。昨年末にエレクトリック・マイルスにハマり、ちょいちょい聞いてからDC/PRGを聞くと、菊地成孔がここで何を目指していたのかが初めてわかった気がした、あくまで気のせいであると逃げ道を作っておく。本と同タイトルの「戒厳令下の新宿」という映像(下記)が好きでたまに見返している。私もあの時もっと都市を歩けばよかった、また起こらないかなといえば怒られるかな。


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*1:版元が草思社と意外だったので少々驚いた

*2:メールの横書き文面と、まとまった紙の縦書きとで、読み方読んだ感触は間違いなく違うと信じている