不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

しじゅーに

 黒猫が亡くなって弔った今日が自分の誕生日で、一体気持ちをどこにどう持っていったらいいのか、何とも情緒が不安定になっていますが、誕生日は誕生日です、四十二、何ですか後厄らしいですね、昨年同様特に何にもしませんが。昨年のこの日の日記に《「元気があれば何でもできる」は「元気がないと何にもできない」、健康第一でいきましょう》と書いたそのままを今年も書きたくなります。同じく昨年の日記に「人生(仮)」の気分は抜けないままと書いていて実際にそれは続いているのですが、この日を前に「元気があれば何でもできる」と吠えていた人は燃え尽き、一緒に住んでいた黒猫が逝ってしまった事から、(仮)の気分でいるのはちょっとなんだなと思うようにもなってきました。先日行ったイタリアンで「今年で何歳ですか」「四十二です」「折り返しですね」と言われてすぐに「まだ結構あるなー」と返して大笑いされました。おそらく「あっという間だった」とか「残り少ない」とかいった反応を予想していたのでしょう、しかし私はこれまで結構長かったなと本当に思っているし、これからさらに同じ時間があるというのは長いなと感じています、きっとそれは、陳腐な言葉ですが、幸せな事なのかもしれません。もちろん、さらに四十二年間生きられる保証もなければ、ずっと健康のままでいられるわけでもない、実際にいま健康を害しているし。いつか来るその日が明日かもしれません。それでも変わらず「漂えど沈まず、和して同ぜず」「死守せよ、だが軽やかに手放せ」、死は否定せず、しかし生を肯定し、すなわち昨年と同じく「これでいいのだ」という軽さでやっていこうと思います。やっぱり、これでいいのだ。