先日iPhoneの保護フイルムを張り替えたのですがあまりうまくいかず、真ん中はいいが端っこの方に気泡が入ってしまい、ちぇっ、なんだよと当初は思ったものの、まぁ別に画面を見るのに支障はほぼないからいいかなとその日のうちに受け入れてしまいました。以前はそういった事に結構苛立っていたし、何なら新しいのをその場でまた買った事すらあったのですが、寛容になったというか、そんな事に腹立ててもしゃあないと諦めと受け入れが早くなったというか、どちらにせよ歳を取ったのだと思う私は本日で四十三歳になったのでした。素数です、だからなんだ。
昨年は黒猫が亡くなって弔ったばかりな上に、身体は肺炎発覚直前という心身共にボロボロでした。肺炎に関してはここで書いてきたように免疫性ではっきりとはなかなか治らず、出たり引っ込んだりに付き合っていたら一年経ってしまい、仕事の状況も特に改善もせず、なんだかなぁではあるのですが、昨年の最悪の状況と比べれば幾分マシにはなったかなと前向きにとらえています、最悪と比較するのもどうかと思いながらも、これもまた病気は嫌だし治したいけれど、それはそれとして現状を受け入れているという事になるのでしょうか。とはいえ、どこか病気や健康に気を取られてしまいがちで活力が減ってきているので、次の一年はもう少し違うところにも目を配りたい、手を伸ばしたい、足も延ばしたい、楽しみたいと思っております。中年よ、何も捨てなくていいから外に出よう。こうやって振り返るとここ数年書き続けている、「漂えど沈まず、和して同ぜず」「死守せよ、だが軽やかに手放せ」、そして「これでいいのだ」を実践し始めているのではないかと思ったので、さらにこの道を進んでいく事にします。そうです、これでいいのだ。
