不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

終わりと散歩の途中

世界の終わりみたいだと言って隣にいる笑った彼女は世界の終わりが好きでそれはバンド名でも名曲のタイトルでもなく世界の終わりのような光景が好きなだけなのかと思ったらやっぱり本当に世界の終わりをどこかで求めているみたいで理由を聞くとだってみんな終わっちゃうんだからとケロッと言うから私もそれはいいなと同じように思ってしまった十二月のある日は意外と暖かくて散歩しているうちにたどり着いた場所が行きたかった場所なのだと信じて西に向かって歩いていったらそのうち世界の終わりのような光景は見えなくなってしまいだからといって世界が始まったわけでもなくいつまでも世界は途中のままで私たちは誰もが物語の途中で死んでいくのだというジョブズの妹の言葉を思い出したりしながら、