不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

話を聞いてくれ、そしていますぐ忘れてくれ

 昨夜やろうとした仕事は会議の企画書や資料作りで、日中に会社で進めていたので会議までの時間で仕上がるだろうと思ってPCにうんざりして投げ出したわけだが、いざ会社に行ったら作ったデータが見当たらなくて、保存し忘れていたのかと大慌てでPC内を探し回ったら見つかった。今度はこれでやる気がなくなってしまったがさすがにそうも言ってられないので作業を進める。いつもわりと雑談の多いガチャガチャした会議で好きではないが嫌いでもないのだけれど、自分が喋れば注目されるのとそれとは逆に誰か俺の話を聞いているのかという矛盾した思いにかられて頭がこんがらがるのでやっぱり嫌な時間だ。雑談だけで仕事を進めたい。

「処理が完了するまでこのままにしてください」と言うが完了するのはいつなんだ

 ちょっとやらねばならない仕事があったのでPCを立ち上げたら調子が悪くwifiにも繋がらないからとりあえず再起動してみるべとボタンを押したら、勝手に更新プログラムをインストールし出して待てども待てどもそれが終わらない。これではらちがあかない、幸い自分のGmailにデータを送っていたのでそれをカミさんに転送し、彼女のPCで作業をさせてもらおうとデータを開けたら、会社で手を入れる前の旧データだったもので全ての力とやる気が抜けた。踏んだり蹴ったりだ、もう明日会社でやればいいやと思って、自分のPCの元に戻ってきたらまだ更新プログラム三つのうちの一つめのインストロール中だった、いつ終わるんだよこれ。

 追記:翌朝見たら、まだ一つ目のインストールも終わっていなかった。

その逆

 朝、いつもより少し早めに出て、いつもの向かいのいつもと違うホームに行き、いつもと逆方向の電車に乗った。いつだって人は「いつも」の安心感と「その逆」の背徳感という矛盾した二つを求めている。今朝はさぞかしワクワクするだろうと予想していたが思ったほどではなかった。それもそのはず仕事の所用でそうなっただけだし、そのうえ行った先には上司がいて、事が終わればすぐに会社に向かうのだから、いくら自分を誤魔化すにも限度がある、残念ながらちょっと楽しい程度であった。いつか本当に衝動的にいつもと同じように家を出て、いつものホームから、いつもと逆方向の電車に乗ってみたい、乗ってしまいたい。問題はいつものホームからだと逆方向へ一つ行ったらもう終点なので全く遠くへ行けない事である。大きな「その逆」のために違う「いつも」を得るしかない、つまり引っ越しかないのだが、まさかするわけはない、「その逆」を手に入れるには遠い。

二月二三日、wifi、東京オリンピック

 家で使っているBuffaloのwifi無線ルーターの調子が悪くて、古いしそろそろ買い替えかなと今朝もいろいろ対応しているうちに衝撃的な事実に行き着いた。結論から言うと、この無線ルーター使う必要なかった。契約している会社からレンタルしているユニットがwifiを飛ばしていたのだ。一つ前の引っ越しの時にルータが必要だったので買って使用していたが、今回の引っ越しで契約会社を替えてその際に新たな契約にルーターからwifi飛んでいて使えまっせというものがあったのだ、今回初めて気づいた。なのにこのルーターは五年以上老体鞭打って頑張って電波を飛ばしてくれていたというわけである。トータルで見れば損をしていないどころか、新しいものを買わなくていいので得をしたとも言えるのだが、何だか動き続けたこの無線ルーターに悪くて申し訳ない気持ちになってしまった。

 今日の予定はこの新無線ルーター物色だったのにそれがなくなってしまったので、手持ち無沙汰に。とりあえず外出し、適当にぶらぶらするも花粉がひどい。それほど花粉症が軽めの俺でもこの様だから、ひどい人は大変だろう。昼飯喰って、茶を飲んだらとっとと帰ってしまう。Amazon prime videoで『さらば愛しきアウトロー』を見る。こういう追う追われの関係では追っている側が追う事にこだわりしがみついて、生活や人生が破綻しかけているパターンが多いのだが今作では充実していて家庭も円満で、そのへんが妙なリズムでおもしろかった。

 そのまま市川崑の『東京オリンピック』がある事に気づいて再生してみたら、いやーこれはおもしろい、こんな撮り方するものかね。さすがに百七十分を一気に見る気にはならず、夕飯を食い終わったあたりでちょうど「休憩」が入ったあたりで今日はやめ。茶を飲みながらいつもの『孤独のグルメ』時間へ。

体調いまいち

 朝から調子が悪くて、土曜仕事だったのだからと午前中は休む。ちょっと回復してから昼過ぎに会社に着いたら当たり前だが部内には人がいてわいわいとやっていた、話題に入れない疎外感は一切ないのだがやかましいところに入っていくのが面倒くさいといつも思う、忙しいのよりも人が多いのが一番苦痛。やる事やってすぐに帰るつもりが仕事が振られ、その予定もっと前に決まっていただろう早く言えよと思いつつ対応。だるさを抱えて帰る時にようやくこのだるさは花粉のせいではないかと思い至った、あと低気圧。春は暖かくて憂鬱、まだ二月末だが。

二月二一日、棚、海老

 昨日書いた棚作りの後日を今日にする。まず整理のために購入した棚を設置するために整理を始め、上に積んであった本をどかして机とチェストを十センチ程度横にずらす。置くスペースを確保してから棚の組み立て開始。ドライバーなどがいらなくて、時間は十分でできると銘打たれていたが結果的に八十分かかった、どう頑張っても十分ではできないと思う。あとドライバーがなくて確かに簡単ではあるけれど、ネジなどが使われていないぶん耐久度に難あり。もともと本のような重いものを入れる予定ではなかったからこれでいいけど、たぶん次の引っ越し時には処分する事になりそう。棚に荷物を入れ、本も少し整理をする。

 気づいたら時間が過ぎており、すっかり昼飯を食いそびれてしまった。慌ててシャワーを浴びて外出、暑いと思うくらいの陽気だ、花粉も飛んでいるので喉と目が痒い。家から少し離れたところにレッド・ロブスターがあるので行ってみる。前々から存在は認識していたが全く行くつもりはなく、しかし先日ふとした時にメニューを見てみたら存外よさそうだったので試しで本日入店。そのへんのファミリーレストランよりも割高だが、そのぶんしっかりした料理、当然エビ関連豊富。アヒージョ、ビスクなどを頼み、ここで少し食べて、夜はスープなど軽めにしようといった考えでいたのだが、途中で近くまで来たTも同席して、勢いいろいろ頼んでしまった。料理はよかったのだが、最後のビッグサイズのチョコレートケーキが駄目押し、満腹というほどではないが腹が重い、夕飯がいらなくなってしまった。それはそれとして、店としては悪くなかった、選択肢として入れておいてもよさそう。

 散歩しながら帰宅。『孤独のグルメ』を見ながら緑茶、やはり腹は減らない。

二月二〇日、急な仕事

 布団の中でうだうだしていたら上司から電話がかかってきて、「今日のご予定は?」と冗談交じりに聞かれたので嫌な予感がしたら案の定急な仕事だった。修羅場明けたばかりで、土日の代休も取り戻していないのにまた土曜が潰されるのは勘弁してほしかったのだが、その場に同席して時折り口を挟めばいいだけなので準備もなく、さすがに上司としても悪いと思っているようで、しかし俺がいてくれると助かるから「できれば頼む」と言うから、そのあと夕飯をご馳走してくれるのに乗っかる形で仕方なく了解する、俺も人がいいなぁ……今日はニトリで買った棚の組み立てと設置を行う予定だったが後日に回す。立ち食いうどんを喰って会社へ。夕方頃に終わって、早めに夕飯、たらふく喰う、連日うまいもの喰って幸せ、と思っておかないと今日も仕事だったとぐったりしてしまう、ぐったり。