不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

最近読んだ漫画

 簡単な感想と共に。

 最近読んだ漫画の中ではかなりオススメ、おもしろい。宇宙を舞台にしているけど宇宙っぽさはあまりない、ファンタジー寄りのSFか。多様性と理解と交流。

 最終巻、テンション高いギャグと共にきっちり三人組の次を描いていておもしろかった。コミックを買っている意識がなかったのだが振り返れば全巻持っていた。

 一冊のうちに数回ある町田さわ子と神林しおりとの、イチャイチャというのとはちょっと違う、さらりとした深い交流を楽しみにしている。

 読んでいて、もうなんか、本当に、先が楽しみで。

 最近知ったコックもの。多彩な人物と出過ぎないが真ん中にある料理がいい。

 俳句ゼミに入った学生たちの話。短歌、俳句が最近気になっているのでこれも楽しんでいる、言葉が少ないだけに敏感になりそう。漫画としてはまだあまり展開がないので、もう少し何か欲しいところ、恋愛とかではなくね。

 『ほしとんで』の作者の中編。「別にいいだろ、こういう関係なんだよ」というスタンスがとてもいいし、個人的にはよくわかる。大げさな設定が二人の、二人特有の関係を際立たせる。

 ギャップネタの一話短めの萌え漫画と言っていいのだが、これがどうしてどうして、4巻5巻の心の機微の描き方がうまいし、染みる。俺は狼谷さんが好きです。

 カミさんが好きで持っていたのを借りて読んだ、これはよい作品ですねー。でも最後ああなるとは思わなかったなー、正直驚いた、それがいいかどうか、という感想も含めていろいろ深い漫画でした、よくぞ描き切った。

 他にもあった気がするけど、とりあえずこんなところです。

暑ければ袖をまくって

 夏至も過ぎたし、もう会社には半袖のシャツで行ってもいいよなと思いつつ、まだ長袖を着ている、袖を二つないし三つ折りにして簡易半袖(七分袖)にしている。実のところこっちの方が半袖より好きなのだ、何となく以外に理由はないのだが。半袖は頼りない、布が少ないのだから当たり前といえば当たり前か。シャツはそんな感で、裾は出しっぱなしで適当にしているのだが、きちっとした場に行く時は裾も入れるしジャケットも羽織る。羽織るのだが夏に羽織っていると、たとえ夏用の薄いものでもバカバカしくなる。何がフォーマルだ、クソ暑いのにジャケットなんてバカじゃないか。かといって会社の一員として応対している時に俺個人のあれこれで仕事をおかしくさせるわけにはいかないのでTPOというやつを弁える、ロックではないだろうか、ロックではないかもしれない、でもそういうのに抗うのをロックとも言わない気がする、それぞれのロック観でよろしく。俺のロックはTMGEがメインなのでスーツが基本です、アベフトシはステージで暑くなったらジャケットを脱いで袖をまくっていた、俺は革ジャンは似合わないのでほとんど着ない。イエローモンキーの衣装はとても真似できない、エレカシ宮本は白シャツ黒ズボンだ、BJCはまぁいろいろある、Number Girlはわりと涼しげな服を着ているイメージだ、向井秀徳はアロハが多いような。「夏のフォーマルな服はアロハとサンダル」という政策を掲げてくれる政治家がいたら迷わず一票を投じたい。

六月二二日、映画、ドラマ

 雨が強いし風もあるしカミさん仕事抱えているしで、今日は一日家で過ごす。本もいいけど映画にしようと、Amazon prime video(以下全て)で『聖なる鹿殺し』を見る、「キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」というどう考えてもなくていい副題があるのが正式邦題なのか、本当に意味のない副題。撮影はすばらしいし、ヒゲモジャのコリン・ファレルの色気はいいのだが、作品としてあまり印象に残らず、監督前作の『ロブスター』がよかっただけに肩透かし。次作『女王陛下のお気に入り』はどうなのだろう、そのうち配信されたら見る。

 途中まで見て止まっていたインヒアレント・ヴァイスを見終えてから(再見)、ガラッと変えて『おとなの恋は、まわり道』を再生。キアヌ・リーブスウィノナ・ライダー共演作で、話自体はどうという事のない、一癖二癖あるこじれた大人の恋愛模様なのだが、朴念仁とエキセントリックというコンビを主演二人が息ピッタリに演じている。ほぼ二人だけがそのシーンそのシーンでしゃべるだけの会話劇なのだが、これが軽妙なやりとりでいい。二人がたいそう楽しそうだった。

 夕飯後はケイゾクの通常ドラマパートを最後まで。無理はあっても一応謎解きミステリーとしてやってきたのに、終盤はツッコミどころしかないトンデモ展開となり、それを勢いと雰囲気で押し切ったのだから見事といえば見事。『SPEC』が始まった時に一話を見たのだが『ケイゾク』の後継と聞いていたのでミステリーだと思っていたら、突如超能力バトルが始まったものだからそれで冷めて見なくなってしまったのだけれど、いま思えば『ケイゾク』終盤のトンデモ展開が次の『SPEC』へと繋がる線だった、のかもしれない。『ケイゾク』のドラマ特別版と映画版を見たら『SPEC』も手を出すかどうか、坊主の加瀬亮は見たい。

 明日も代休のはずが仕事が入ってしまい出社。代休の代休はないのか。

六月二一日、読書

 日曜朝からどおくまんの『熱笑!! 花沢高校』をだらだらと読んでいた。十年くらい前に魚の目の治療のために通っていた病院の待合室に置かれていて少しだけ読んだ、よくこんな漫画を置いていたな。「熱笑」とあるよう不良ギャグ漫画だったはずなのにいつの間にかシリアス漫画になって、シリアスといってもとても高校生とは思えない連中が、関ヶ原の合戦のような戦争を繰り広げているのである意味でギャグではある。ずいぶん濃いものを午前中に読んでしまったなと、続けて土山しげる『喰いしん坊!』を読み始めてしまう。全てKindle Unlimitedで。

 ぶらぶら出かけて、初めて入るイタリアンで昼飯、そこそこうまし、そこそこだとたぶんもう行かない。久し振りに台湾茶屋へ行き、美人タピオカミルクティーを飲みながら読書、こちらは活字。もうちょっとで読み終わりだけどもう少しはかかりそうというところで席を立ち、買い物をしながら帰宅。本の続きを読み終えたら猛烈な睡魔に襲われて、寝てしまう。夕飯は俺のリクエストで漬け丼。食後は一杯目はカルピスソーダ、二杯目は麦茶で今夜も『ケイゾク』の続き。明日も休みで、電車に乗って出かけるつもりだったが雨らしい、どうしようか。

六月二〇日、散髪、モッくん

 0時前に寝て10時過ぎに起きた、こんこんと寝続けた。散髪に行く。俺にしてはスパンが短く担当美容師からも「珍しいですね」と言われた、長めの髪が暑くて仕方がないのでさっぱりさせたかったのだ。ロン毛好きの担当氏は渋っていたが(渋るなよ)、一応短くしてくれた。これでしばらく暑さは凌げそうだ。美容院のある代官山はすっかり人の数が以前と同じくらいになっていたし、美容院も混んでいた。感染者は減ってないのになぁと他人事のように思う、自分もその一員なのに。下北沢へ出てコーヒー豆を買う。ついでにボーナストラックにも寄る。前に来た時は全ての店が自粛中で、ようやく開店しているところを見た、日記専門の店「月日」でリトルプレスの日記を買う。地元に戻り、久し振りに某居酒屋へ行ったが、おそらく緊急事態を受けてだろう、営業形態やメニューが少し変わっていた。変わるのはいいのだが、料理がうまいはうまいのだが前の方がうまくて、それが残念だった。値段が高くなったり、メニューが減るのは仕方ないと思うのだけれど、おいしさが減るのは駄目だ、しばらく来ないかもなと思いつつ店を後にした。家で早速買ってきた豆でカフェオレを入れ、『ケイゾク』の続きを見る。ヒゲと髪が伸びたので『ツィゴイネルワイゼン』の原田芳雄みたいにしたろうかと思ったが、あれは原田芳雄だからかっこいいのであって俺がやれば単なる浮浪者だと気づいたので、代わりに『ケイゾク』の渡部篤郎みたいにしてくれと担当美容師にハキハキ言ったが、それもまた俺は渡部篤郎ではないわけで、なんだかんだで最終的に「プライベートのモッくんみたいにしました」と担当美容師に言われたが、プライベートのモッくんを知らない、というかそもそも俺はモッくんではない、最初に戻る。

六月一九日、疲れて眠い

 始発で帰って、シャワーを浴びて寝たのが確か7時過ぎ。13時前に起きて、そのあとタンメン喰いに行ったり、本屋に行ったり、大丈夫かなと思いつつカラオケに行ったりしたのだが、とにかくいま眠くてしょうがなくて頭が働かないので、もう寝ます。いま「ねます」と打ったつもりが「ねまる」になっていて変換したら「寝●」でそのままアップしようとしるくらい眠い、しるでなくてする、もうだめだ。

つけっぱなしであけっぱなし

 暑くなって冷房がきつい季節になってきたのだが、例年と違うのはそこかしこの窓が開いている事だ、ご存じのよう例のあれを防ぐために(別に名前を伏せる事もないのだが)換気をするからである。電車でも会社でも開いている、これがいい。冷房で冷えすぎる事がなく、風が通り抜けるので心地よく、もちろん換気もできる。「もったいないのでは」と最初は思ったが何がもったいないのか、冷気が外に逃げる事だが考えてみれば密閉して逃げないからといって冷房を弱めたり消したりするかというと、案外しない、基本的にいるあいだはつけっぱなしなので、消費する電力としては変わらないはずであろう。だったら空気が動いて、冷えすぎる事がない現在の方がよほどいい気がする、詭弁か。そういったわけで、冷房がついて窓の開いた部屋で作業を続けて、途中で気づいていたが終電には間に合わないのでタクシー帰りか始発帰りか、どちらにせよあと少しが結構長い、雨が降るそうだ。