不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

六月二〇日、散髪、モッくん

 0時前に寝て10時過ぎに起きた、こんこんと寝続けた。散髪に行く。俺にしてはスパンが短く担当美容師からも「珍しいですね」と言われた、長めの髪が暑くて仕方がないのでさっぱりさせたかったのだ。ロン毛好きの担当氏は渋っていたが(渋るなよ)、一応短くしてくれた。これでしばらく暑さは凌げそうだ。美容院のある代官山はすっかり人の数が以前と同じくらいになっていたし、美容院も混んでいた。感染者は減ってないのになぁと他人事のように思う、自分もその一員なのに。下北沢へ出てコーヒー豆を買う。ついでにボーナストラックにも寄る。前に来た時は全ての店が自粛中で、ようやく開店しているところを見た、日記専門の店「月日」でリトルプレスの日記を買う。地元に戻り、久し振りに某居酒屋へ行ったが、おそらく緊急事態を受けてだろう、営業形態やメニューが少し変わっていた。変わるのはいいのだが、料理がうまいはうまいのだが前の方がうまくて、それが残念だった。値段が高くなったり、メニューが減るのは仕方ないと思うのだけれど、おいしさが減るのは駄目だ、しばらく来ないかもなと思いつつ店を後にした。家で早速買ってきた豆でカフェオレを入れ、『ケイゾク』の続きを見る。ヒゲと髪が伸びたので『ツィゴイネルワイゼン』の原田芳雄みたいにしたろうかと思ったが、あれは原田芳雄だからかっこいいのであって俺がやれば単なる浮浪者だと気づいたので、代わりに『ケイゾク』の渡部篤郎みたいにしてくれと担当美容師にハキハキ言ったが、それもまた俺は渡部篤郎ではないわけで、なんだかんだで最終的に「プライベートのモッくんみたいにしました」と担当美容師に言われたが、プライベートのモッくんを知らない、というかそもそも俺はモッくんではない、最初に戻る。