不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

六月二二日、映画、ドラマ

 雨が強いし風もあるしカミさん仕事抱えているしで、今日は一日家で過ごす。本もいいけど映画にしようと、Amazon prime video(以下全て)で『聖なる鹿殺し』を見る、「キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」というどう考えてもなくていい副題があるのが正式邦題なのか、本当に意味のない副題。撮影はすばらしいし、ヒゲモジャのコリン・ファレルの色気はいいのだが、作品としてあまり印象に残らず、監督前作の『ロブスター』がよかっただけに肩透かし。次作『女王陛下のお気に入り』はどうなのだろう、そのうち配信されたら見る。

 途中まで見て止まっていたインヒアレント・ヴァイスを見終えてから(再見)、ガラッと変えて『おとなの恋は、まわり道』を再生。キアヌ・リーブスウィノナ・ライダー共演作で、話自体はどうという事のない、一癖二癖あるこじれた大人の恋愛模様なのだが、朴念仁とエキセントリックというコンビを主演二人が息ピッタリに演じている。ほぼ二人だけがそのシーンそのシーンでしゃべるだけの会話劇なのだが、これが軽妙なやりとりでいい。二人がたいそう楽しそうだった。

 夕飯後はケイゾクの通常ドラマパートを最後まで。無理はあっても一応謎解きミステリーとしてやってきたのに、終盤はツッコミどころしかないトンデモ展開となり、それを勢いと雰囲気で押し切ったのだから見事といえば見事。『SPEC』が始まった時に一話を見たのだが『ケイゾク』の後継と聞いていたのでミステリーだと思っていたら、突如超能力バトルが始まったものだからそれで冷めて見なくなってしまったのだけれど、いま思えば『ケイゾク』終盤のトンデモ展開が次の『SPEC』へと繋がる線だった、のかもしれない。『ケイゾク』のドラマ特別版と映画版を見たら『SPEC』も手を出すかどうか、坊主の加瀬亮は見たい。

 明日も代休のはずが仕事が入ってしまい出社。代休の代休はないのか。