もう退職して、時間があって、家もあって、金もあって、でも暇だからお店を始めてみた、オーナー夫、作るの妻、出てくるのは家庭料理、やさしい味わいの居酒屋……そんなお店に連れて行かれたのだが、正直家庭料理は家庭で喰うので居酒屋では居酒屋料理が喰いたい、別にほっこりするような、もうほっこりって死語か、そもそもほっこりってなんだよ、店員とのやり取りもいらない。こういう料理を求めている人もいるのかもしれないが。最近、メシの事ばかり書いている。
休日派予定変更日記
銀座に行く予定を組んでいたが、起きたら頭痛ありでだるい事この上なしだったので予定変更、地元をぶらつく。せめてうまいもんを喰おうと絶品タンメン屋に行くが昼前だというのにすでに長蛇の列ができていて、並ぶ時もあるが今日は無理だと予定変更して別の中華料理屋へ、ここはここでうまいので問題なし。
この後行こうと思っていた喫茶店が休みだったので、予定変更をしてぐるりと遠回りをして地元の全然知らない道を散歩しながら別の初めての喫茶店へ、こちらも行きたかったところだしうまかったのでやはり問題なし。本屋に寄りつつ、公園を散歩して帰る予定が、途中で買ったものが思いのほか増えたので変更して直帰。
読書のつもりが睡魔に襲われたので予定変更して寝る。夕飯は豚バラを使った料理の予定だったが、あまり腹が空いていないので揚げ玉混ぜご飯、具沢山味噌汁、たまねぎわかめサラダ、長芋ソテーに変更、野菜多し、うまし。食後以降は予定通りカフェラテと読書、入浴、日記書き、読書、寝る。いまは日記書きの最中で、この後の予定が予定通りいくのか、変更になるのかは、まだわからないのだけれど。
休日派店当たり日記
いつも行く店でもいいけど、新しい店を見つけたい、違う店にも行きたい。そう思って普段行かない道をぶらぶら歩いて見つけた店で昼飯を喰らい(豚キムチ鍋定食)、映画を見てから、またもや普段行かない道を歩いて見つけた居酒屋(魚料理中心)で夕飯を喰らい、どちらも完璧ジャストというほどではないのだが悪くない、うまい、レパートリー入りしようと思う店だったので、まぁ今日は当たりである。見たのは『キャプテン・マーベル』、うーん、まぁ、単体としては退屈だが悪くないんだけど……。家に帰ったら、一気に疲れが来て、甘いカフェラテを飲んでから風呂に入り、日記を書いて、とっとと寝る。明日も休み。何すっかな。
休日派不思議な事に終わった日記
毎月毎年同じようなサイクルで仕事をしているのに、毎月毎年同じように進行がうまくいかない、同じようでいても同じ一年一月一日がないからだろう、などという話ではなく、単に学習しないだけである。いや、学習して、過ちを繰り返さないつもりでいるのに、繰り返してしまう、仕方がないという諦観ばかりが募っていく。先月はうまくいったが今月も徹夜になるのだろうと思って作業していたら、不思議な事に最後の追い込みがうまくいって、終電間際とはいえ無事に帰られそう。何故だ、遅い進行だったのに。勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、という野村監督の名言を思い出さずにはいられない。まぁ結果OKだ。
箱よ、豚よ
一カ月前、Number Girl再結成の一報があった日に電車の網棚に置き忘れた俺の弁当箱は見つからないままである。一体どこへ行ったというのか、東西線に乗っていたのだから飯田橋駅の忘れ物総合取扱所に来ていると思っていたが、問い合わせてもなしのつぶて、そうなれば別の路線か、どこか警察にでも送られたのか、どちらにせよもう出てこないだろう。出てこないのは仕方ないのだが気になるのは中身の豚トロである、どこであれ該当部署が中身を確認し、場合によってはきちんと処分するのか、それならばいいのだが、あくまで「忘れ物だから」と中身に触れないのであれば豚トロはそこで腐っていくままである。それではあまりに悲しいではないか、匂うではないか、どうか中身を処分してくれますよう、そして忘れてしまった俺を許してくださいますよう、お願い申し上げる次第であるのであります。