不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

七月六日、フェラーリ

 久々に立川へ行く。楽観で昼飯を喰って(相変わらずうまい)、やなか珈琲で豆を注文。オリオン書房をのぞいてから隣接しているカフェで時間を潰してから、高島屋内のキノシネマへ。 他にも見る候補はあったが、アダム・ドライバーファンのカミさんのリクエストで公開してすぐのフェラーリを見る。

 演技、撮影、音響、演出、構成、編集と全てが一級品(エンジン音はナイスだけど、レース自体はまあまあ)、ためらないのない確かな一筆書きのような極上な一作は眼福この上なしだが、見終わってみると「……で、だから何なんだ」とも思ってしまった。しかし、たぶんそれでいいのだろう、終盤エンツォが「あの件は我々の罰で起きたというのか」(≒そんなわけない)と言うように、神でも運命でも何でもなく、全てはあくまで私(たち)の個人の物語として全てを引き受けているのだから。ペネロペ・クルス、静かな炎のような演技で圧巻。それにしてもアダム・ドライバーはイタリア人を演じさせられ、歌わされ、惑わされ、小さい車に押し込められる役者だな、映画監督にそう思わせるのはどんな魅力なのだろう。

 鑑賞後、スマートフォンを見たら豪雨、洪水警報が届いていたが立川の方は静かなもの。コーヒー豆をピックアップして地元に戻ると、雨の跡あり、雷鳴轟くずいぶんな荒れ模様だったらしくちょっと体験したかった。回転寿司をつまんで帰宅。早速買ってきたばかりの豆でカフェラテを入れて(『フェラーリ』でもマキネッタを使うシーンがあった、さすが舞台がイタリア)、飲みながら先日配信が開始された『バーベキュー最終決戦』S3を見る、今シーズンもおもしろい。