不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

アンコールとカーテンコール

 ポスト・クラシックとはいえ、久しぶりにクラシックのコンサートに行って思い出したのは、アンコール/カーテンコールの拍手の長さと回数である。アンコールは演者が体勢に入れば拍手はおさまるが、カーテンコールは何回が正解なんだ。個人的には二、三回出てきてくれれば十分だと思うのだが。昨夜は一人だったがオーケストラだとぞろぞろ楽団が出たり入ったりするのが大変そうだなといつも思う。もちろん観客としては賛辞と感謝の意を伝えるためで、だからこそ本当におさまらない気持ちがあれば長く大きい拍手に託しているわけだが。本来なら全然気持ちの入っていない拍手だったら、アンコールもカーテンコールもしなくていい。もちろん演奏がよくなかったら拍手をしなくてもいい。そんなシビアなやり取りがクラシックだろうがジャズだろうがロックだろうが、いまあるものだろうか(かつてあったのだろうか)。そういえば、アベフトシが本編後のアンコールで出てきた時に、観客があまり気合の入った拍手や歓声をしていなかったらしく、「どうせやるけどさ、もうちょっとなんかあってもいいだろう。ちょっと寂しかったよ」と珍しくマイクを通して言っていた映像があったなと探したらあったあった。その後の大きな歓声に「うっさい、しばくぞボケ」と返したのは照れなのかな、そして始まるミッシェル・ガン・エレファントの知る人ぞ知る名曲、生で聞いてみたかった。


www.youtube.com