不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

「タモリ倶楽部」が終わる

 高校の寮で自分だけのテレビを手に入れてから一人暮らしの終わりまでの約十七年間が私がもっとも「タモリ倶楽部」を見ていた期間である。友人とメールで感想を言い合い、それを見終えてから他のチャンネルを回して何もなければ寝るのが金曜夜のルーティンだったのだが、引っ越してから寝室にテレビがなかったので何となくルーティンから外れてしまい、ここ数年はほとんど見る事はなかったのだが、「『タモリ倶楽部』があるな」と頭のどこかでは常に思っていた。それが今夜終わる、「タモリ倶楽部」はもうないのだという感覚を、私は来週実感するだろうか。久しぶりに見た先週の空耳アワー最終回も三十分、番組最終回もいつも通りの三十分で終わるらしい、そのあっさりさ加減が私が好きなところだったのだから、私もあっさりとそれを受け入れるしかないのだろう、寂しさを携えながら。これは最終回放映前に書いている。あの頃メールしていた友達にこれからメールをしよう。