不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

伝説の夜

 立川流 三人の会2」を見に行く。高田文夫でなければ実現しないであろう、この三人。何でも発売5分で完売ってんだから凄い。くはー、ありがたやありがたや。
 配られたパンフを見ると「一、ジャンケン」「二、一番手 三十分」「三、二番手 三十分」、仲入りをはさみ「四、トリ 四十五分」とある。前もそうだったようだが、確かにこの三人の順番を決めるのは難しい。そこをジャンケンで決めちまおうってんだから、高田文夫の発想と意地の悪さには頭が下がる。
 結果、立川志の輔立川志らく立川談春の順番に。
 立川志の輔は「忠臣ぐらっ」。忠臣蔵を落語でやろうってんだから凄い。ちゃんと忠臣蔵だし、笑える。実は志の輔って「ためしてガッテン」のイメージしかなかった。ううむ、パルコのやつ行こうかな。
 続いての立川志らくは「源平盛衰記」。CDで若き談志のを聴いているが、さすがに比べるのは可哀想か。いや、よかったよ。
 トリの立川談春は「妾馬」。人情話ってわけじゃないんだろうが、いやはや、笑いあり涙あり、お見事。今回の中ではいちばんよかった。
 最後に高田文夫を加えてトーク。どこまでが冗談で、どこまでが本気なんだか。芸人ってのは怖いね。
 いやはや、おもしろい以外の言葉が出ない。幸せ。落語をもっと楽しめるようになりたいぜ。それにしても談志は、芸も一流だが、弟子を育てるのも一流なんだなぁ。
 さすがに注目の会なので、客席には著名人・有名人の姿がちらほらと。山藤章二らしき人もいたし、ズンズン調査もいた。探せばもっといただろう。
 仲入りの時、買ったばかりの『en-taxi』を読んでいたのだが、ふと振り向いたら柳先生がいたので驚いてしまった。驚く事はないけど、ちょうど『en-taxi』持っていたってんのが、なんともねぇ。