不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

九月五日、運転

 久しぶりに長い上映時間の映画に行くぞと気合を入れてみたが、思い出してみると三回見た『シンエヴァ』は見る作品よりもっと長かった、麻痺している。見たのは『ドライブ・マイ・カー』で村上春樹の原作は未読、監督と主演が誰かしか知らず、運転手役はずっと田畑智子だと思っていたら違う俳優だったので驚いた。撮影がすばらしく話がつまらないのに映画としては一切退屈しないという不思議な感想を持つ。前に見た『ザ・スーサイド・スクワッド』含めて、やっぱり映画館で映画鑑賞はいいなーと強く再確認。余韻を味わうため今夜は家では何も見ず。

九月四日、ガンダム見終わり

 緊急事態中でも髪は伸びるので散髪。切り終わるや新宿に出て昼飯のつもりが、目当ての店が長蛇の列だったのでやめて、適当に入ったカレー屋は可もなく不可もなしであった。地元に戻り、無印でシャツと猫の餌用皿を買ってからコーヒー飲んで帰宅。昼のカレーがやけに腹に残っているので夕飯は茶漬けのみ。カフェオレ飲みながら『機動戦士ガンダム』のラスト四話を一気見、四十三話見終える。感想は後日書く、次は『Zガンダム』か、シリーズを全部見るか、どこまで追いかけるかはともかく、とりあえず続けて見る、まだまだ楽しめそう。

白泉社にはお世話になっている

 Kindle Unlimitedはもうやめようといつも思うのだが、月が変わって新しいラインナップになると読みたいのがいくつか入っているので、そのままだらだらと続けてしまっている、それが相手の狙いなのだろうとはわかっているのだが。今月は白泉社文庫の漫画が結構入って、大島弓子綿の国星』やら川原泉笑う大天使』やら玖保キリコ『シニカル・ヒステリー・アワー』があって、さらに『パタリロ』『ぼくの地球を守って』『ここはグリーンウッド』などなど、どれも序盤の数巻だけではあるのだがかつて読んだ事を思い出しながら楽しむには十分である。少女漫画は全然通っていないと思っていたが、いざ振り返るとそれなりに読んでいた。そもそも俺がバディものを好きになったのは『バナナフィッシュ』からだと思うのだがあれも少女漫画といえば少女漫画だ。そういえばいまは『フィールヤング』系の漫画をよく読んでいるが、この時の延長だろうか。今も昔も俺に少女の要素は全くないが意外と血肉になっているのかもしれない。一方、カミさんはこのあたりは全然読んでいないという、今も昔も『少年ジャンプ』、本当に俺と違うのでおもしろい。

まだ咳は出ているけれど

 今日は特に書く事ないなと思った時に、咳が治ったんだなとも思った。まだ咳は出ていて時折のど飴も舐めている、回復まであと二割といったところだから本当には治っていないのだが、わざわざ日記のネタにする事もないし、こうして回復具合をネタにする時にまた振り返したら嫌だなという思いもないので、ようやくこの領域にまで来たんだなといまホッとしている。そうこうしていたら昨日今日はやけに涼しい、寒いほどで、夏の終わりを感じている。今年の夏は咳で潰れたんだな。もともと潰れたような夏ではあったのだが。秋は少し遠出がしたい。

アナログとデジタルの融合ではない

 仕事で赴いた某所はわりとセキュリティが厳重なところで、入る際にいろいろと面倒なのは知っていたのだが、こちらの情報を書き込むのが紙ではなくタッチパネルに変わっていた。紙だとどこからどこまで書くのかざっと見てわかるし、たとえば相手の正式な部署などを忘れても空欄にして受付で説明ができたりするのだが、タッチパネルだと次に進まないので困る。そもそも打ち込むのに時間がかかる、キーボードで打たせてほしい。四苦八苦していたらあとで上司に「手こずっていたな」と笑われた。デジタルの方が管理しやすいのはわかるが、来訪する側としては紙に書き込む形の方が楽だった、俺も管理するならデジタルにするけれど。などと思っていたが、受付から別の紙の許可証をもらって、仕事を終えたら相手からそこにサインをもらって、受付に返した。それぞれ目的、用途が違うのだろうとは理解しているけれど、結局紙を使うんかいと心の中で突っ込んでしまった。

怖くはない未来の歌

 いつだったかテレビをつけていたら吉井和哉の声が聞こえてきて、慌てて見たら「Disney +」のCMだった。見届けてから検索してそこで新曲が出る事を知った、俺とした事がその時に知るなんて。それが“みらいのうた“で、配信されてから事あるごとに聞いている。曲としては”island“の方が好きだけど、穏やかなメロディと歌い方が熟練の技。このご時世のこのタイミングで《僕の過去は僕のメロディになるから 怖くはない 未来の歌》と言ってくれるのが嬉しいし、かつて《影も形もない僕》は《素敵な物が欲しいけど あんまり売ってないから 好きな歌を歌う》とある種の希望に縋るような言葉を歌っていたのに、現実に近づきつつある死を前にしてもなお未来に向けて歌を歌っている、その覚悟と切なさがとてもいい。

いつか全てが変わるなら今日もただ耐えよう
何度も何度でも立ち上がってみせるよ
いつかここから消えるなら今日もただ歌おう
いろいろいろんなこと知ってしまう後も
君と僕を繋ぐメロディになるなら
怖くはない 未来の歌
いつか叶え
未来の歌

 個人的にはMVよりもリリックビデオの方が好き。


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猫は自分が何をしているか理解している

 黒猫の調子が悪そうだったので病院に連れて行ったら、足の付け根に膿がたまって、以前もなったがそれよりもちょっと悪い状況だったという。絞って洗ってを数日繰り返し、当然傷を舐めないようにエリザベスカラーをつけて他の猫にも舐められないように隔離、どこにかといえば俺の部屋でもある書斎である。不調なだけにおとなしかったのだが、昨日くらいからあちこち動き出して、ついにはエリザベスカラーをつけたまま突撃してきたり、日記を書こうと思ったら下の写真のような嫌がらせをするようになってきた。回復してきたようで何よりですが邪魔です。

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