午前中は『龍が如く極』をプレイしてから、昼に投票へ行き、昼飯へ。食後に季節外れだけど気温としてはちょうどいいかき氷、うまい。喫茶店、本屋で時間を潰してから九段下へ。本日はZAZEN BOYS MATSURI SESSION at 日本武道館。
長年音源はよく聞いてはいるのだが、Number GirlもソロもZAZENもライブには縁がなく、今回ようやくにして初のZAZEN BOYSでThis is 向井秀徳となった。入った場内には何の音楽も鳴っておらず、十七時を五分すぎたところでふらっと袖にメンバー登場、そのあとに暗転したので笑った。そうしてあっさり風味に始まって、しかし演奏はがっぷりやって、最後にはビシッと〆る濃厚濃密なな三時間強。冒頭に向井秀徳に着席を促されたけど、立ってリズムに気ままにのりたい時もあったな。三時間以上最初から最後まであのテンションと声量を保つエレカシ宮本浩次はバケモノだと常々思っていたけど、同じく三時間強をあの濃密な演奏と歌い方ととぼけ方を貫徹できる向井秀徳(とメンバー)もバケモノだなとよくわかった。演奏はほんまに延々とセッションしているようで、ちゃんと二階席にも音も声も迫力も届いていたよと思うと同時に、セッション的な演奏だからこそある意味で内を向いているぶん(カシオマンはほとんど観客の方を見ていなかった)、武道館くらいの規模はちとミスマッチだったかもなとも思う。向井秀徳もたしか二千人くらいがマックスと言っていたはず*1。どの曲もただただ素晴らしかったけれど、白眉はやはり“永遠少女”とあの一枚の写真、突如胸を突かれた気がした。
武道館を出たら雨。身を縮めながら九段下駅へ向かう列の中でスマートフォンを見たら選挙の大勢が届いていた。個々の結果もチェックしながら松屋で簡単に飯を食って帰宅し、カフェラテと共に悲喜こもごもの選挙特番を眺める。
*1:《マーシャルから出ている音をマイクで拾って、別のPAスピーカーで増強しているだけであって、リアルなマーシャル・サウンドの音圧はまったくもって届いてないんですよ。それが実現できるキャパシティというのは、やっぱり2000人くらいが限界だと思ってますけどね》向井秀徳、「らんど」を語る(6)|橋本倫史