不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

型はある

 自分で言うのもなんだが、食事作法はキレイな方だと思う、子供の頃にわりと厳しく躾けられた。箸の持ち方もいい、食べる時には食べる事に集中する。なのによくこぼす。しょっちゅうではないけどそこそこ頻繁に、派手ではなく地味に、気づいたらシャツに垂れている。カミさんにも「何でそうなるんだろ」と不思議がられている。今夜もこぼした。そういうのはよくあって、たとえば家庭科の授業では「包丁の持ち方はいいんだけどね」と、美術の授業では「真面目に取り組んでいるんだけど」と、先生に褒められつつも「だけど」と続き、つまり結果はあまりよくないと評されるのであった。立川談志は「型があって型破りになるのであって、型がなければ型なしだ」と言っていたが、一応型はあるのにうまくない場合は何と表現すればいいのだろう。やっぱり「型はあるんだけど」かな。だからといってその型をなくしたらそれこそ型なしになってしまうので、今日もとりあえず自分の型だけでもちゃんとするようにしている。人生と一緒ですね、嘘です、適当です。