不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

早起きしたいけれど

 閏日とは何の関係もなく、仕事の都合で年に一回あるかないかの早起きの日だったのだが、それでも五時半というのはずいぶんと早い。三十分で用意をして六時に外を出たらうっすらと夜が白んできていて、遠くの自動車のエンジン音が聞こえてくるくらいには静かで、ほんの少しだけ人が動き出す気配を感じる時間。小澤征爾の追悼として村上春樹との対談本を読んでいたら、村上春樹は午前四時に起きて原稿を書き、小澤征爾も夜の時間に楽譜と向き合うという、夜更かしあるいは早起きするたびに確かにその時間は得難いもので、自分も早起きしようかと思うのだけれど、結局は振り回される会社の仕事と眠気に負けていつも通りになる。先日、一日三時間くらいしか寝ないというショートスリーパーの人に会って、ちょっと羨ましかった、一日が長かろう、一生が長いかどうかはわからないけれど。我が家はいつも八時間近く寝る。その人が三時間でいいように、我々もそれが適正な睡眠時間なのだろう。もちろん今日は足りていないので眠い、とっとと寝よう。