不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

終活に巻き込まれ

 終活を始めたという知人のジイサンが「服はいつも一回りでかいサイズを買っていて、あんたにピッタリだからいいやつ出てきたらやるよ」と服が送りつけられるようになった。衣装ケースが予告なく送られてきて、夏服だけで五、六箱来ただろうか。何度か来たと思しきものもあれば、タグがつけっぱなしのもあり、何故か同じシャツが何枚も出てきたりと、量が多過ぎて処理が大変だったがようやく止まったのでホッとしていたら、寒くなってきたら冬物で再開、今日も来てこれでさらに五箱だろうか。とはいえ冬物はかさばるので点数は少ないのでまだ助かる。一応一つひとつ見ていき、残すもの捨てるもの売るものと分けていく。夏物はまあまあな物が多いが、冬物はなかなかいいのが揃っている、有難いのだがどんどん増えていくので困ってもいる。何故同じコートを三着も持っているのだ、しかも私が気にいるやつを。「もう十分なんですけど」と電話で伝えたら「まだいいのあるぞ」と嬉しそうに言う。終わろうとする方が楽しそうで、とりあえず残る方が大変だ。