不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一〇月八日、undercurrent

 まだ使っているPayPayのポイントが貯まってきたので、カミさんとここらでパーッと使おうと話し、駅前の焼肉屋は対応していたからそこで今日は昼飯だ、と勇んで喰ってからの支払いの段でポイント使用の設定を忘れていたので普通に代金をPayPayで支払って終わった。別に何の損もしていないのに損をした気分になってしまった。隣駅まで散歩をして気を取り直す。またどこかで使えばいいや。

 茶を飲んだ後、カミさんと別れて一人で映画館へ。『アンダーカレント』を見る。豊田徹也の名作誉高い(私も大好きな)漫画の映画化という高いハードルを飛び越えた、出色の映画となっていて感動、拍手。原作から削るパートと要素のチョイスが巧妙でかつ最小限の追加が絶妙で、これ以上ないであろう出来映え。他人の事も自分の事もその関係も、「わかる」事なんかない。原作とニュアンスが違う山崎役のリリー・フランキーが不安だったが、漫画と別物と思えばこれはこれで文句なし。他の俳優もいいけど、何より真木よう子が大小の心の揺れを見事に表現していた、ええ俳優になったなー。劇伴の細野晴臣の低音響くアンビエントもその使い方もよかった。これら絶賛は嘘ではないけれど、原作を知っているだけに少し確認しながらの鑑賞だった感は否めないし、原作を知らないとやや退屈に思えるかもしれないので、他の人(原作未読でも既読でも)の感想を読んでみたい。

 帰宅、雨をかろうじて回避。夕飯のパスタを喰ってから、ラグビーW杯日本vsアルゼンチンを見る。勝てそうでありながらの惜敗。あと一歩が千里の差、残念だが手に汗握る熱くいい試合だった。お疲れ様でした、また次回を期待して。


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