不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

Bruno Mars Japan Tour 2022 at 東京ドーム

 体調はイマイチなままだったが、A席で上の方だから座ったまま見られるだろうと元気をもらうつもりで東京ドームへ行く。ブルーノ・マーズのライブである。彼のパフォーマンスは2014年のスーパーボウルのハーフタイムショーの時に見た、当初はゲストで出るというRed Hot Chili Peppers目当てだったのだがそのパフォーマンスは見応えあって、これは一度生で見てみたいと思っていた。このたびの急な来日公演は全て即完だったそうだが、会社の先輩から行けなくなったと一枚譲ってもらったのだった。いつ以来か、確かコロナ前のThe New Mastersounds以来の来日ミュージシャンライブ、東京ドームは超満員なのだが運営も久し振りなせいか客捌きがイマイチで開始時間までに入られるのかとハラハラした。私はセーフだった。

 少し押してスタートしたライブはやばかった、語彙力を喪失するくらいやばかった。圧倒的な歌唱力とパフォーマンス。言うまでもなく大物ミュージシャンなのに子供っぽい愛嬌があるのがずるい、自分でカワイイ言うな、カワイイけど。バックバンドも当然仕上がっていて、最初から最後までとにかく楽しすぎる、文句などどこにあろうか。大阪での二日間の公演を経ているので日本の空気もバッチリ掴んでいるようだし、対するオーディエンスもかなり出来上がっていてシンガロングも完璧。なんなんだ、こいつは、エンターテインメントの化物か。

 それにしてもこの圧倒的なステージを前にして、ずっとスマホで撮影している人たちはなんなのか……。確かに撮影禁止というアナウンスは聞こえなかったし、曲によっては客からライトで演出していたものの、何か見失っていないかね、と聞きたくなった。隣の人はスタートかららすとまでカメラを作動したスマホ片手だった、何しに来たんだろう。ライブに来たら音楽を全身で聞け。

 元気をもらうと言いながらやっぱり疲れたけれど、歓声のあるライブはいい、また何か探して行こう。それこそレッチリは来日しないだろうか、待っている。