不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一月二三日、マッチョ

ヨウジヤマモトのランウェイを歩くイケオジたちの破壊力とてつもない - Togetter

 昨夜、上のまとめ記事を読んで、やっぱりヨウジヤマモトの服が好きだなとしみじみ思った。高校時代に知って夢中になった(とはいえ高いので買い漁ったわけではない)のだが、若い時よりオッサンになった今の方がフィットするような気がする、記事内の「イケオジ」とは全く違うけれど。そう思った翌日に最近着ていなかったヨウジヤマモトの服を引っ張り出してきて来る素直(単純)な私。新宿に行くのだからと伊勢丹メンズ館内のヨウジヤマモトを覗くが、さすがに衝動買いできるような値段ではなし。買うならじっくり選んで、これぞというものを買おう。

 蔓延防止等重点措置が出たが映画館は賑わっていた。新宿ピカデリーでTと待ち合わせ、クリント・イーストウッド監督・主演『クライ・マッチョ』。前作『運び屋』同様、老人の白昼夢を見させられているようで、一昔前の短編小説ならこの読後感は悪くないけど、現在の映画なら「古い」というより、圧倒的に「遅れている」。頑張れば変わらないアメリカ魂的なものは見えてくるけど、なんでまたこれをいま撮ろうと思ったのやら。タイトルからはマチズモからの脱却みたいな話が予想されるが、そんなわけはなく、かといってマチズモ全開でもなく、寝る前の後悔めいた懺悔かな。全編流麗な筆捌きではあるけれど、冒頭の車から降りる足→下から舐める様に全身というカメラワークに笑ってしまった。古さは狙いだろうか。

 Tが新宿御苑にあるチョコレートショップにケーキを買いに行きたいというので、コーヒーを飲みながら一緒に歩く。感想戦をするのにちょうどいい、外だし密にもならない。私もついでに何か買おうかと思ったが残念ながら今日は店が休みだった、また今度。解散して帰宅。夕飯(鍋)のあと、カフェオレと共に『鎌倉殿の13人』を見る、前回見られなかったがカミさんに解説してもらい事なきを得る。終盤のドラマのたたみかけがお見事、やはりなるべく見たいな。