不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

一時期、紙の本と電子書籍、どちらがいいか、どちらが残るかという記事をよく見かけたものだが、どちらも長所短所があるのだからどちらもあればいいではないかとしか思わなかった

 平成生まれの後輩は本はほぼ電子書籍で読むという。「嵩張らないのもありますが、どんな本でもだいたい同じフォーマットなところがいいですね。紙の大きさとか字詰めとかを気にしなくていいから純粋に頭に入ってくるんです」との事で、目から鱗とまでは言わないがそういう考え見方もあるのかと感心した。俺はそういう判型やデザインを含めて読書だと思っていたのだが、後輩はあくまでテキストのみを頭に入れている、読書というものへの考え方と認識の根本的な違い、と言うのは大げさか。その後輩は写真好きで紙の写真集は買っているそうで、だったら写真もフォーマットを同じくして見れば純粋な個々の写真の違いを楽しめるのではないかというとそれは違うらしい。プリントや紙やデザインも含めて写真集だそうだが、しかしだったら普通の書籍だってそれは同じではないか。結局のところ、何が好きで何を重要視するかという個人の好み以外何ものでもないのかもしれない。