不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

終わったらしい

 エヴァオタクであるカミさんは公開日である本日午前の回のチケットを確保し、「病気になって会社をやめてフリーランスになってよかった……」とこぼしていた。「会社員でも半休や一日有休という手もあるけどね」と言ったが、「いや、もしかしたら崩れ落ちるかもしれないし、二回目行くかもしれないし……」との事で、果たしてどうであったかというと見終わって送られてきたメールには「終わった」「本当にさよならすべてのエヴァンゲリオンだった」と書かれていた。家に帰って改めて少しだけ感想を聞いたが、一応俺も見るのでネタバレせずだとわけわからないからまた今度という話で今日は終わった。九五年から二十五年かけて追いかけてきたものが終わる、しかも一度、いや二度、いやいや漫画も入れれば三度も終わった事があるはずの作品が四度目にしてついに完結する心境とは一体どういうものか、俺には計りかねる。そこまで追いかけているものがあるだろうか、ロックバンドくらいか。オタクは求道者だとある人は言った、ある人というかカミさんだが。求めていた道が終わった後の光景を教えてくれ。