不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

いけない事

 当たり前のように出社しているので緊急事態宣言中である事が頭から抜けている。昼飯でよく行く店が臨時休業だったのを見て思い出している。今夜は久し振りに地元のあの店に行きたいと思って、駅でカミさんと待ち合わせて行ってみたらガラガラだった。店は換気のためにドアが開け放たれて、寒い人用に毛布が置かれていたので一枚借りた。確かここに来たのはこういう状況になる前だったから一年以上ぶりのはずで、味は変わらずおいしかった。帰り道、店じまいしているところが何軒もあって時計を見たら二十時近かった、やはり二十時閉店は早い。それとも扉こそ閉じているものの店内は営業中というところもあるのだろうか。むろん三密であるから避けるべきなのだがそういういけない事をやっている空間時間はさぞかし楽しそうだなと想像するけど、テレワークリモート在宅勤務から遠く離れて、あまり推奨されていないやり方をしているはずの仕事は別に楽しくはない、むしろ閉塞感がある。そもそも、いけない事をあえてやって、ゾクゾクと背徳感と共に楽しさを覚える事は俺はあまりないのだった、単にチキンハートなだけとも言えるが。