不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

四月一三日、バルト、スタンス

 ロラン・バルトが「沈黙を強いるのではなく、発言を強要するものがファシズムだ」と言っていたのを思い出す、思い出すというか出典を確かめていないのでそう言っていたらしいというものだけど、とにかくそれを思い出したのはまぁ例によってあの動画をめぐっての話で、ポイントやフェーズがいろいろあるにせよ、俺としては「いまこのタイミングで、おまえがそれか」という呆れなのだが、SNSを見ているとどうにも感情の渦に飲み込まれてしまいそうになり、いろいろと口走ってしまいそうになり、そこで抑える。怒りを込めて批判する事を否定する気は一切ないのだが、それを俺がするか、できるかというと、わりと難しい、どこかで引く自分が絶対にいるから。それが俺の性格であり、スタンスであり、俺なりのやり方なのだと理解していただきたい、誰に言っているのかわからんが。

 などと愚にもつかない事を書いているが、朝から晩まで会社で仕事だった。乗り切れるのかこの状況、しんどいな世界。雨だ、雨が降っている、冷たい激しい雨だ、本当にいまは四月か。日記を書きながら俺は何を書いているのかと惑うようになってきた。これで一週間日記を書いた、明日からも続けるか、時折違う事を書くかもしれないが書くだろう、惑いながら、悪くない、ぐらぐらしながら書く。