不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

四月一四日、日記と雑記

 同業他社の大手が活動を制限あるいは停止するという一報が入り、もちろん大手だからそういう事ができるのだろうが、これをキッカケに業界全体が動く可能性が出てきた、果たして俺がいる会社はどうなるんだろう、大中小でいえば小に限りなく近い中、停止できるか。どういう動きをするにせよ、決断実行までは数日(数週間?)かかるだろうから、目の前の仕事は続けるしかないわけだが。

 日記と雑記、日記は一日の枠の中から何を書くかを選ぶ作業になるが、雑記は書く事を探す作業になる、その後のどう書くかは同じ。わりと大きな違いであって日記ばかりを書いていると雑記も書きたくなる。雑記のような日記を書く人もいるが、俺は嫌だ、日記は日記。タイトルに「日記」と冠しておきながらエッセイ集だった時のガッカリさはない、書かれた日付があってもそれはエッセイだ、一日を、日付を意識したものこそが日記なのだ。この段落は日記ではなく雑記となる。

 18時になると地域の放送が流れている、遠くでボワボワしているので何を言っているのかはいまいちわからないが、緊急事態宣言を受けてのものなのは間違いなく、それを聞きながら深夜まで仕事をしているのだからバカげた話だ。この人が生きていれば何て書いただろう、と思う事はあまり好きではないのだけれどやっぱり思ってしまう、『ユリイカ』臨時増刊号「総特集=坪内祐三」を読みながら帰る。緊急事態下の修羅場が終わったら、町やその辺をトコトコと歩き回りたい。