不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

ものもらって

 三日前に疼いた、二日前に痛んだ、一日前に腫れた、左目が。端的に言えばものもらいだ、何度もなった事があるので感覚でわかる。ただこれまでに比べて腫れがひどかったのですぐさま眼科に行く。初診なのでまずは基礎検査をすると言われる、右だの左だの言う例のやつだが、視力に関係ないとはいえ左目が腫れているから見えにくいのでこれで検査されても困るし、腫れているのに無理やり開けて風をぶつけて眼圧検査されるのも厄介だった。この検査からわかる事もあるのだろうけど。診察を受け、「ものもらいです」「でしょうね」、飲み薬と目薬をもらう。

 明らかに目が腫れているのだが、会社では総務部の一人から声をかけられただけで、他の人は反応がなかった、会議まであって話をしても特に何もなかった。それほど人の顔というのは見ないものだな、それとも気づいたけど言わなかっただけか。思えばヒゲもメガネも他人に認知されていない、他人に覚えられないというよりも興味がない顔つきなのだろうか。夜には会食があって初対面の人がいたが、俺の目はこういう目だと思われたかもしれない。別に構わないけれど。

 目薬をさして布団に入り、眠りの入り口に立ったくらいのタイミングで左目がいきなり疼いた、いや痛んだ、ズキンと。その時に、たぶんこれは明日には治るなと根拠なく思った。この痛みが最後になるという確信があった。今朝起きてみたら、腫れはだいぶ引き、痛みはほぼなくなり、痒みだけ残った。