不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

サニーデイ・サービスを聞いている

 Spotifyサニーデイ・サービスの全曲配信が始まったので、何となく古いやつから聞き出してみたら、あれ、こんなによかったっけと戸惑いながらも楽しみ、毎夜一枚聞いている。あと曽我部恵一のソロ作も配信されているのでそちらもぼちぼち聞いてみようと彼のページを開けてようやく思い出したのだが、初めて聞いたのは曽我部恵一ソロの方で、しかもサニーデイ・サービスのアルバム『東京』を弾き語りで再演した『東京コンサート』だった。それこそ下北沢のレコファンヴィレッジ・ヴァンガードで見つけて、やまだないとのイラストが一番の理由で買ったはず。ここに収められている、弾き語りバージョンの“青春狂走曲”を気に入った、この曲だけだった、この曲だけでいい、この曲こそが彼らだとその時は思った。ソロでのアレンジは気に入らなかった。あの気だるさが俺は好きだった。それは曽我部恵一だけのものではなく、サニーデイ・サービスのものだったのだと初めてわかった。最近の作品もいい、聞いている。遅い再会、でもいまだから好きになった気もする。

東京コンサート

東京コンサート