不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派握り鮨日記

 昼、悪友IZの自宅へ遊びに行く。ご子息が生まれて早八ヵ月、前に会ったのは確かその直前くらいだったので、そろそろメシでもいかがかという話になったのだ。IZからの誘いのメールが届く前に、たいへん遅めの出産祝いなんぞも送ったりしていたので、まぁちょうどよいタイミングであった。
 IZの祖父が鮨職人で、握り方を習ったとは聞いていたが、実際に握ったものを食べるのは今回が初めてだ。よいネタで、贅沢に厚く切られているのがうれしい。そして握りも、うまいものである。時折崩れるものもあったけれどご愛敬。ひょいひょいと食べてしまった。お味噌汁まで馳走になってしまう。その間、息子くんとも遊んだりしながら。元気かつにこやかな子供で何よりである。まずは健やかに育ってくれたまへ。夕方前に失礼を。単にご馳走になっただけで、申し訳なし。今度は我が家へ招待を、と行きたいので整理を進めねばならんわけで、せめて年末年始にはやろう。
 ハロウィンでごった返している渋谷を通り過ごし、吉祥寺に出る。午前中のうちにチケットを買っておいたインフェルノを見る。謎解きイタリア紀行も、謎の危機管理会社の必殺仕事人っぷりも、眉下がりっぱなしのトム・ハンクスも、それなりに楽しめた。特に危機管理会社は妙な魅力があって、あれの実態だけで一作撮れそう。ダンテをめぐるあれこれを、記憶を取り戻す形で解いていくのはなかなかよかったんだけど、そもそもの事件の動機がなぁ。あのさ、悪役はさ、大いなる野望とそれを叶える計画が目の前にあるなら、とっとと遂行したらどうだい。何だい、あの自己主張は。肝心の話だけはしないんだから……。そう考えると、「おまえらが来る10分前にもうやったよ」という某アメコミ映画はえらいと思う。
 帰宅。一休みしてから入浴。日記書き。読書。寝る。