不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

最近読んだおもしろかった漫画

 panpanya『蟹に誘われて』(白泉社。カバーがいい感じだったので買ってみたが、これがやたらおもしろい。あの世とこの世の行ったり来たりを、エッセイや日記の装いのようなフラットな空気で描けるものかねぇ。短篇の方が好き。時折り挟まれる、それこそ「日記」と名付けられた文章も、ちょっとした不気味さがあっていい。前作『足摺り水族館』(1月と7月)(変わった出版社名だな)も読んでみたが、こちらの方が浮遊感が強かったな。

蟹に誘われて

蟹に誘われて

足摺り水族館

足摺り水族館

 いしいひさいちののちゃん』9巻(徳間書店。冒頭でROKAシリーズ終了。地元の本屋で買ったのだが、ジュンク堂などではおまけカードがついてくるそうな。むー、欲しかった。残念。一応絵柄はHPで見られるけれど……とチェックしたら*1、カードにある文面に《ROKAシリーズですが、あちこちに100本近くあるので、なにか形にしたいと思います》とある。連載内連載というのがおもしろかったんだけど、一つにまとまるのなら、それはそれで是非とも欲しい。 高尾じんぐくーねるまるた』(小学館。流行りなのか、食べ物漫画は最近よく目にするけれど、おもしろいものは少ない。何がどうってわけじゃないんだけど……確実に言えるのは食べ方が汚いとげんなりする事が多いな。ともあれ、この漫画は知ってたがこれまでは読まず、4巻まで出たところで手に取ってみたが、結構おもしろい。出来そうな料理ばかりだし、ちょっとした本の話も出てくるし、絵も悪くないし。というわけで、一気に揃えてしまった。ま、4冊だけだしね。