午前から昼にかけて、洗濯と掃除をする。今日は暖かいのもあって、いつもよりちょっとだけ大掛かりな掃除。炬燵布団もひっぺがしたせいか、猫どもが「えらいこっちゃえらいこっちゃ」と走り回ったり、カーテンレールの上によじ登ったりしていた。そろそろ春の支度をせねばなぁ。あと服と本の整理も。
昼過ぎに出かけて、昼飯につけ麺。さて何をしようか。夜は食事の約束があるので、天気もいいからと新宿御苑まで足を延ばしてぶらぶら散歩でもするか。そう決めて、丸ノ内線の新宿御苑駅から御苑の大木戸門の方へ行くと、結構な人ごみ。晴天の休日はそれなりに人がいるとはいえ、今日は何かイベントでもあるのかなと思っていたら、何のことはない、皆さん桜を見に来た花見客である。これだけ暖かければ桜の事が頭に浮かんでもいいはずなのに、完全に失念していた。
その桜はというと、さすがに満開とはいかないまでも七分咲きくらいで見ごたえは十分ある。御苑はアルコール類持ち込み禁止なので、酔っ払いも喧騒もなく、まったりとした空気で満たされていた。ぶらぶら歩いて桜を愛で、芝生の上に寝っころがって空を眺める。今日は暑すぎず寒すぎず、湿気もなく乾燥しすぎておらずで、一年で数日あるかないかの、いや、もしかしたら一年で一番いい天気の日だったのではなかろうか――そんなふうに思ってしまうほど気持ちのよい天気だった。
御苑を後にして、向かうは悪友IZ宅である。「生牡蠣を山ほど買ったから牡蠣パーティしようぜ」と誘われたのだ。消費増税までのラッシュで宅配便がなかなか届かずにドキドキしたが、無事に来て、さっそく調理開始。殻を開けていく作業と同時並行で料理の下準備、と俺は眺めている。細々した事は手伝ったが、場所がないし、不器用ですけん下手な事はせんほうがいいかと、応援・盛り上げ役に徹する。その効果があったのかどうかは知らん。
メニューはカキフライ、カキグラタン、そして牡蠣の殻焼き。どれも剥きたて出来立てでたいそううまいのだが、中でも殻焼きがいい。レシピを書くと――。
- 殻をタワシで洗う。
- アルミホイルで包む。
- オーブンで15分ほど焼く。
- 口が開くので、ぐいっと開ける。
- ポン酢をかける。
- ( ゚Д゚)ウマー
ちょっと時間はかかるけど、さっぱりしているし、何より厄介な殻剥きをしなくてすむのがいい。かけるものを変えれば味も変わる。牡蠣づくし、堪能しました。食後にお茶と、土産で持って行った羊羹を食べながら談笑。ついつい長居をしてしまった。ご馳走になってしまい、有り難う。次回はこちらの方で、何かを振る舞おう。
帰宅。日記書き。実は調理中に我慢できなくなって、生牡蠣も一つチュルリと食べてしまった。一つなら大丈夫だろうと思ったが、あれは量ではなく当たるか、当たらないか、であるから、一つだろうが十個であろうが当たる時は当たるそうな。さて、どうでしょう。たぶん大丈夫だとは思うけど。根拠はない。
読書。就寝。