不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派思い出し日記

 10時頃起床。曇天模様なので洗濯はやめる。朝は紅茶か中国茶が多いが、今日はなんとなくカフェオレを淹れる。また豆を買いに行かねば。午前中はテレビをぼんやり見ていたが、眼鏡をかけていなかったので何をやっているかさっぱりわからじ。音だけではとんとおもしろくない。見えたところでおもしろい番組はほとんどないのだが。
 13時過ぎに外に出る。近所のうどん屋で肉たっぷり入ったうどんを食す。前にも書いたがここは麺が500gあり、肉も食べても食べても終わらないくらいたっぷり入っている。食いしん坊を自負する俺だが、一人前で満腹もいいところ。女性では完食は難しいのでは。と思っていたら、来るお客さんみな「肉は大盛りで」「麺も」と気軽に注文している。さらりと言うけど、大盛りって2倍だよ。麺だったら1キロだ。食べ終わったら体重が確実に1キロ以上増えているって、たいへんな事だよ。なんでみんな喰えるんだ。それとも世の中の基準ってこんなもんなのか。
 雑司ケ谷へ行き、鬼子母神通りで行われている外市へ。ここで行われるのは二度目だそうで、みちくさ市外市も久しく来ていなかった(次回のみちくさ市はまた来られなさそうだが)。ご無沙汰ですと挨拶しながら棚を眺める。ご病気から復活した塩山さんとも会う。変わらずお元気そうに毒を吐きまくっており、安心しました。
 寒空だったので、ストーブに当たらせてもらっていたら、「爪きれいですね。手もきれい」と褒められた。そうなのだ、俺は手がキレイらしいのだ。友人の宝石職人にも「手タレになれる」と言われた事がある。俺の身体で唯一といっていい褒められる部位である。
 だが、今日は言われなかったが、たまにそのあと「苦労したことないんだね……」と続ける人がいる。手がキレイ=苦労したことない、という方程式が俺にはよくわからない。その場で聞いたが鼻で笑われた。ますますわからん。水仕事をした事ないとかそういう意味だろうが。やっているんだけど。だいたい苦労ってなんだ。その人その場で違うだろうに。なぜ「私の方が苦労している」という苦労自慢を勝手にされて、こちらが下に見られなければならないのだ。意味がわからん。
 と、過去に言われた事を思い出して怒ってもしかたない。
 外市を離れて、地元に戻って古本屋と新刊書店をまわる。現在俺が住んでいるのは西荻窪という所なのだが、古本屋が結構あって俺が知っているだけで七軒、実際はもっとありそう。それだけでなく新刊書店も三軒あり、これは結構珍しいのではなかろうか。どれもチェーン店ではなく、いわゆる町の本屋さんだ。本のセレクトに個性があって、たのしい。
 前に住んでいた下北沢は新刊書店が三軒あったが、俺が住んでいた10年間で好きだった二軒が潰れた。代わりに駅前に三省堂書店ができたが、いまは知らんが当時は本の揃えは悪いわ、店員の態度は悪いわで、ほとんど行かなかった。バイトも落とされたし、そのうえ採用したやつはよしもとばななも知らんかったし……。
 また思い出し怒りをしてしまった。不毛なエネルギー消費である。
 雨が降り始めたところで帰宅。朝の残りのカフェオレを飲みながらこたつで猫を膝に置いて読書。夕飯は昨日の残りのカレーと、焼いた手羽先、アンチョビで炒めたジャガイモとキャベツ、スープと、簡単に済ませたわりには豪華。
 再びこたつで読書。入浴。日記書き。そして床へ。