年末年始のハードボイルド - 不発連合式バックドロップ

　レイモンド・チャンドラー『リトル・シスター』。やや粗いけれど、ビタースウィートな一品。この装丁はポップでいい。村上春樹訳は、好きだな。ほかの長編作品もやるようで、楽しみ。

　マーク・ストレンジ『ボディブロー』。エドガー賞受賞作。元ボクサーの高級ホテル警備員の話。設定がいいなと思って読んでみたが、うーん、生かしきれてないような。もっとボクサーってのを使ってほしかった。イマイチ、イマニ。