不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

年始派初物日記

 午前中だらだらと過ごしてしまったので、お昼くらいに出かける。とりあえず恵比寿に向かい、ガーデンシネマで次々回のチケット購入。次回開始直後だったので結構すいていた。ガーデンプレイス入口にある「benugo」でサンドイッチとコーヒー。うーん、前にも思ったけど、味が落ちたなぁ。ホットサンドにしてくれるのも、なんだか生ぬるいし。一時期、夢中になったものだが……。
 東京都写真美術館へ行き、スナップショット展「かがやきの瞬間」へ。まずは3Fの名作展。すばらしい写真の数々に、ただただ感動。なかでもポール・フスコの「ロバート・F・ケネディの葬式列車」が圧巻の迫力。しかし、いまあのような写真を撮ろうと考えても、列車を見る人々の手にはおそらく携帯電話があり、それで写真を撮ろうとする姿ばかりになりそうだ。それはそれで現在の我々の姿なのだろうが、想像するだけで気味が悪い。
 続いて2Fの日本の新進作家の展示品も見る。個人的には白井里実氏の写真が好みだった。「写真を撮る」という抱負を掲げた一年の出だしとしては、まさにうってつけの写真展だった。大満足。
 映画へ。作品はウディ・アレン監督作品『人生万歳!』。今年から映画感想を書くのを再開するつもりなので、感想は後日改めて。昨年の初映画は『牛の鈴音』という、スローフードスローライフ的映画に見せかけた、やたらと業の深い、重い作品だった事に比べると、今年の一作目は軽妙洒脱な作品となった。
 鑑賞後、母校近くの神社へ移動。不発連合の新年会で、まずは初詣。俺は久し振りの参加。別段、この神社に思い入れがあるわけではなく、なんとなく共通認識としてあるのがここなので、毎年ここに来ているのだった。正月も3日の夕方となれば、すっかり人は少なくなり、混雑を整理するための柵が妙な哀愁を漂わせていた。きっと、来年まで使われる事はないのではなかろうか。

 屋台で焼き鳥やらたこ焼きをつまんで、熱燗を飲んでいたが、屋台のおっさんが店仕舞いをし始めたので、ぶらぶら駅前まで移動。

 どの店に入ろうかと話しながら、念のためといつもの台湾料理屋まで行ってみると、なんと営業中。むろん、入店。数日前に忘年会をした店で新年会。いつも通りの料理だし。うまくて安いからいいけどさ。
 明日会社のある俺は一次会で帰宅。なんで4日から仕事なんだよ。どこも休みで、仕事なんかないだろ。どうせ、年賀状の返事書いて終わりさ……。また一年、働きますかね。やれやれ。