不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派アメリカ日記

 午前中指定で頼んだ荷物が12時直前に来るのは、ちょっと腑に落ちない。そりゃまだ午前中だけどさ。荷物を受け取り、朝風呂に入り(昨夜入れなかった)外出。神保町へ。
 東京堂書店坪内祐三トークショーアメリカ文学と私」を聞きに行く。『変死するアメリカ作家たち』刊行記念。どうでもいいけど、店にあった張り紙に「坪内祐三先生」とあって、作家や文筆業の人に「先生」ってつけるのって変な気分になる。何でだろ。日垣隆が「俺は先生呼ばわりされるほど落ちぶれたのか」といった事を書いていたな。何となくだけどわかる。
 内容は、坪内さんの大学時代の日本でのアメリカ文学の状況について。レジュメを使いながら喋っていく。前は向井透史さんと二人でだったので、ピンの坪内さんは初めて。ぼそぼそ気味で少々聞き取りにくかったけど、うーん、面白い。刺激的。でも、登場する作家、殆ど読んでいないので、まずはそこからだな。
 常盤新平川本三郎青山南で作っていた『ハッピーエンド通信』の存在を知る。そ、そんなものがあったのか。ネットで調べてみたら今では1500〜3000円もする。読んでみたいなぁ。
 あと、村上春樹の存在の大きさも再確認。日本のアメリカ文学の状況にも大きな影響を与えていた。村上春樹はこの時期、『ハッピーエンド通信』をはじめ、いろいろなところで「雑文」を沢山書いている。それは全然まとめられていないので、今はなかなか読めない。意識的か無意識的かはともかく、そうすることで自らの立ち位置、輪郭を消しているというのが坪内さんの説(だと思った。メモも取っていなかったのでうろ覚え)。村上春樹ファンとしては*1読んでみたいなぁ。そのうちまとめてくれないだろうか。
 終わったら渋谷に移動。ラストの回に滑り込み。映画館内で後輩とも合流し、映画鑑賞。ハリウッド(アメリカ)恋愛映画。終わったら夕飯、コーヒーで映画やら仕事やらについて語らう。
 帰宅。今日知った本をいくつかamazonでカートに入れておく。未読のものがたまっているので、そっちを読んでから。風が強くなり雨が降りそうだ。

*1:俺はファンなんですよ、HZさん。