あずまきよひこ『よつばと!』(6)を読む。
『あずまんが大王』も面白かったけど、このマンガもかなり面白いです。日常を描いているんだけど、何というか、絵日記みたいな描き方。こういう子供(や動物)の無邪気な姿を描く作品は「あざといッ!」と思う事が多い。このマンガでも少し思ってしまったが、全体としては殆ど思わない。こういう子がいたら楽しいだろうな。
今のところ6巻で一ヵ月くらいしか時間が進行していないのだが、四季を主人公「よつば」がどう過ごしていくのか見てみたい。それに「よつば」は5歳という設定なので、小学校生活も。
誰だったか忘れたけど、子供の時の一年はやたらと長く感じるのに大人になると早くなる。それは大人は一年を振り返りたくなくて、前ばかり見ているから。子供はいつも何かが新鮮で振り返りたい事ばかり。だから長く感じるし、大人は短く感じるのだ、という様な事を言っていた。『よつばと!』を読んでいると、なるほど、その通りだなと思った。すげー楽しそう。
6巻では、自転車屋の店員がナイスでした。妙に冷静に妙な事を言うキャラって大好きです。
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1巻は紹介も含めた大奥の世界の話。設定が細部までできている上に、描写が鬼上手い。何だこの作品。今後どういう風に話を展開していくのかと思ったら、ラストで男女が何故逆転したか、大奥はどう作られたのか、徳川吉宗(女性ね、このマンガでは)が疑問を持って、調べようとするところで終わる。き、気になる!
すぐに2巻を読む。場面は時代を遡り、三大将軍・家光亡き後になる。将軍家がどれだけ切羽詰っているのか、それに巻き込まれた人間が何を考え、どう行動していくのか。1巻に比べて、笑いが少なくシリアス一辺倒。行き詰る展開。鳥肌もののシーンも数知れず。
ちょっと凄いわ。「少女漫画」という括りを超えているぞ。
- 作者: よしながふみ
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- 発売日: 2005/09/29
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……俺、「少女漫画」読み過ぎじゃねぇか?
- 作者: いくえみ綾
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あの、正直に書くとわけわかんなかった。わかんなかったけど、面白いって事だけはわかった。一つ一つの話の残像と謎だけが残っている。うーむ。何度か読み返さないと言葉が出ないな。
サリンジャーは村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』しか読んだ事がない。その時はあまり入り込めなかった。もっと早くに読んでいれば違っていたのかもしれない。本にもタイミングがある。それでこの本も読んでいなかったのだが、これは早めに読んでもわかんなかっただろうな。他の作品も読んでみたくなった。サリンジャーって断筆しちゃったけど、まだ存命しているんだ。
最初に載っているせいもあるが、「バナナフィッシュにうってつけの日」が印象深い。ビーチのシーンは、何故か映画『太陽がいっぱい』を思い出した。
- 作者: サリンジャー,野崎孝
- 出版社/メーカー: 新潮社
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