不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

目指せ、ナイスジジイ

 いろいろな分野のジジイ・インタビュー集。要するにジジイの戯言集だ。ただ、そのジジイが頭の線が一本ぶっちぎれているジジイなので面白い。正直、テキストがインタビュー時のままっぽいので、場の雰囲気はつかめるんだけど内容がどっちらけになっていると思う。もっとキッチリまとめた方がよかった気がしないでもない。知らない人もいたし、面白かった。
 でも、実は一番見応えあるのはジジイ共のポートレイト写真だ。全員いい顔をしているんだ、これが。好々爺なんかじゃない、まだ若いもんには負けないどころか、現役だよワシャと言わんばかりの顔だ。いい顔してるなー。気に入ったのは、埴谷雄高升田幸三山田風太郎宮川一夫。こういう一筋縄ではいかないようなジジイになりたい。

独特老人

独特老人

水の中

 海が好き、と言うと意外な顔をされる。確かに俺は白い。昔、「ホワイト」と呼ばれていたくらいだ。「ホワイト」て、色やん。それは仇名か? ともかく、海が好きなのだが、もっと言うと水の中が好きなのだ。水に沈みながら上を見上げる。光が水で反射してキラキラしているのを見ながら、音がシンとしている。当然、息もできない。
 一人で旅行に行った時、泊まっているところから街を見る。この街には自分を知っている人はいなくて、孤独だ。そう思った瞬間って、たまらないんだよな。快感、っていうのとは少し違うんだけど、「あ、俺、一人ぼっちだ」と思うのがいいんだよ。あれ、俺だけ? 気持悪い? M? いや、どちらかというとSですよ。
 ともかく水に沈んでいると、その感覚になるから好きなのだ。

最近の一曲

《慌てなくたって 何時か僕は消えてしまうけど
 そうやって何度も逃げ出すから 何もないんだよ》
《君に伝うかな 君に伝うかな 君に伝うわけないよな》


ASIAN KUNG-FU GENERATION “暗号のワルツ”

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