不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

七月一四日、三体

 十二時間くらい寝た。昨夜は二十二時くらいに寝て、八時くらいに起きられるだろうと思ったら全く起きれず、目覚めたらもう十時だった。寝過ぎた気もするが、起きたら不調から回復していたので必要な睡眠だったらしい。胃痛もなくなった、それどころか肉を喰いたくなったので、昼焼肉をキメる事に。久々に来た焼肉屋は人が全然いなくて、平日昼だからか、それとも減っているのかどちらだろう。俺の行く店では新型コロナの影響があまりないなと思っていたが先月くらいから閉店する店がちらほら出てきている、これはまだまだ広がりそう。

 ユニクロで会社用のシャツを買ってから、今度はコメダ珈琲へ。会社の行き帰りでちびちびと読み進めていた劉慈欣『三体』(早川書房をようやく読み終える、2が出たタイミングで1を読み出したのはちょうど図書館の予約の順番が回ってきたから。気にはなるが最近SFが読めないので買うのを避けていた。その俺が読み切ったのだからある程度のよかったのだろうけど、ノレはしなかった。現実パートはそれなりにおもしろく読んだが、ゲーム「三体」パートが全くピンと来なくて、終盤はシラケ気味に。2を読むだろうか、もし読むとしてもまた図書館で借りるかな、しかし2から俄然よくなるという評も聞くので、気になるといえば気になる。

 帰宅。雨が降るとお湯が出なくなっていたので修理を頼んでいたガス会社の人が来たので、工事の間、『ケイゾク』の特別ドラマを見る。四十五分で濃厚だったものを倍の時間にして薄めたような代物、リアルタイムで見た時もそう思ったような記憶が。あとは映画版だが、こちらはどうだったっけな、一応見届けるけれど。

 夕飯はペペロンチーノとサラダ。食後、家にあった少し前の『表現者クライテリオン』に『三体』をめぐる座談会があったので読んでみたら、参加者全員否定的なのはいいとして(一人くらいSFに通じた人を入れてもいいのに)、あまりおもしろいと思わなかった俺でもいかがなものかと思う批判だった、なんだ君たちは、SF初めてか。「こんな物質が出てきたら、何でもアリですよねー」と笑っているが、ある意味で何でもアリなのがSFであり、小説だろう、そこに説得力があるかどうかを問題にするならまだしも。本当にちゃんと読んだのだろうか。

 明日の仕事の打ち合わせ電話を一本してから入浴。そう、明日もう仕事なのだ。しかも遠出、上司と、ぐえ。たぶん土日も仕事だ。休息をくれ。

三体

三体

七月一三日、起床即カレー

 昼までかかるのではと思われたが、上司が「ここまでやって、あとこぼれたのは俺が処理するよ」と言ってくれたので午前中に終える事ができた、それでも会社を出たのが始発をとうに過ぎた九時だったからやはり時間がかかったのだろう。ヘロヘロになりながら家に着いたらカミさんが起きていた。牛乳一杯、フィナンシェ一つ腹に入れてから軽く風呂に入り(徹夜時は避けた方がいいんだけど)、ベッドでバタンキュー。仕事の電話で一度起きて、また寝て、今度は上司から「すまん。こういう作業は家でできるならやってくれないか」と連絡があってまた起きる。対応をしてから、今度は起きるでもなく寝るでもなくベッドで横になる。一時間後、カミさんが頼んでくれていたココイチの出前が来たので起きる。喰ってから、しばしぼんやりして、風呂に入り、日記を書いて、寝る。ただ寝続けた一日であった。

七月一二日、胃が痛い

 昨夜から腹具合がよろしくなく、かといって下しているわけでもなくて胃のあたりがシクシク痛む。寿司を喰った事を思い出して、すわアニサキスかと考えたものの、なった事はないけどそこまでの痛みはないのでたぶん胃酸過多によるものだろう。しかし何もこんな忙しい時にならなくても、いや忙しいからなったのか、朝起きたがもう少しだけ寝たかったので一時間ほど横になったら幾分らくになった。会社で乳製品なんぞを飲みながら仕事仕事。間違いなく徹夜、朝にも終わらないのではないかというくらいの進行で、この後も臨時仕事があって、いやはやキツい。

七月一一日、ゆるりゆるり

 起きるのがしんどいほど身体がだるいが、トイレに行きたいのを利用して無理やり起きる。アイスラテを飲みながらこのままボーッとしていたいがそうもいかず、やはり無理やり身体を動かし出かける準備。無性にアジ、生のアジが食べたくなったので駅前にできたばかりの立ち喰い寿司屋に行ってみたが開店前なのに列ができており、これくらいなら入れるだろうとは思ったもののいささか行く気がなえたので、近くの回転寿司の方へ行く。アジを二皿喰って、他もつまんで、それからとっとと会社へ行く。黙々と作業、個人的なものはほとんどないが、全体が遅れている。疲れだけでなく、何だか身体が不調気味。夜も軽いものにしようと、スモークサンドウィッチを一人でパクつく、魚なら大丈夫だろうというのは浅い考えか。今月はもう三日くらい前から徹夜になるだろうと予想されているので、徹夜というロングランの時こそペース配分が大事だと、要は、ゆるりゆるりで行く。

将棋漫才

 会社のメールに、カミさんから「疲れたらこれを見よ……」とURLが送られてきたので、時間が空いた時にクリックしてみたら、以下のものだった(本当は送られてきたのはニコニコ動画のもので、ニコ動は別に嫌いではないのだがここに貼るには字幕がうっとうしかったのでYoutubeので)。将棋ができないのに棋士の話などは好きでたまに読むけれど、棋士って本当におかしな人ばかりで、中でもこの二人の奇人っぷりはまたすごい。途中の羽生善治のニヤニヤ笑いがまたおもしろさを増幅させている。将棋がわからないのに、解説を聞いていて笑えてしまうのだから、天才奇人だなぁ。それにしても、何でまたこれを選んだのだろう、カミさんは。


【将棋】加藤一二三と米長邦雄の大盤解説

まぁ読み流しておいてください

 七月から八月にかけてデスマーチとでも言うべき仕事の詰め込みが決定して、ここでがんばれば儲かる、会社が助かる、というのはよくわかるが、それを言われても全くやる気は出てこない、むしろなぜか減退するものなのだなと実感している。金か休みかだったら休みが欲しいのが俺だ。言うほど金ももらっていないし。連日辛気臭い事を書いてしまった、全部雨のせいにしておく、明日から切り替える。

頑張った俺にエールを送ってくれてもいいんですよ

 一年に何回かある、朝から頭も身体もフル回転でゴーの一日だった。順調に事を運べて、予定よりも早く仕上げる事に成功。問題は結構頑張った事を誰も評価してくれない事である、うーん、孤独。もう少し周りにアピールした方がいいのだろうか、何でもかんでも宣伝と広告の世の中である、広まったもん勝ち、PR資本主義、話が大きくなってきたのは疲れているからです、もう寝てしまおう。