不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

嗜好品

 酒税が上がる下がるというニュースを見て、そんなに毎日酒を飲みたいものなのかと元酒飲みのカミさんに聞いたら「龍さんの食後のコーヒーみたいなものだよ」と教えてもらう。酒はハレの日や会食、休日あるいはその前日に飲むものだと思っていたので、毎日の嗜好品なんだなとこの年齢になって知る。なにせ家族一同飲めないので家での晩酌も外での酒飲みも皆無で自分の生活内に酒を飲む習慣が存在しなかったのでその辺の塩梅がわからないし、自分は一口でも飲めば二日酔いになりかねないので酒を飲む→次の日に影響大だから平日はみんなそれほど飲まないと思い込んでいた。改めて愛読している某日記を読んでみたら、確かに休日だけでなく平日でもビールやワインなどをよく飲んでいるようだった、ちゃんと読んでいたつもりがアルコールの情報は必要ないと無意識に判断し流し読みになっていたのかもしれない。愛読していた坪内祐三西村賢太の日記の毎日の飲酒は把握していたが、彼らの酒の量は尋常ではないともわかっていて(早逝の理由の一つであろう)、それは間違いではなかったと思うが、それにとらわれてしまっていたのかもしれない。他の日記も確認してみようか、きっと晩酌の話は結構あるはずだ。冒頭のニュースの解説では専門家が税金やら値上げやらによって「主要品目の購入は変わらないが、嗜好品は減っている」と分析していたが嗜好品から減るのは当たり前で、その先を解説してもらいたかったのに特になかった。ならば私でも言える。