不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

八月二七日、豚山

 カミさんがラーメン豚山に行ったのは数ヶ月前の事である。「おいしかったよ、今度行かない?」と言われて、いいよと答えたがその機会は訪れなかったのだけれど、最寄駅近くにも新しくできた、にもかかわらず行く機会がなかった、のではなく行く気にならなかったというのが正直な気持ちである。名前を聞いただけでいわゆる二郎系なのだろうとわかって、二郎系は食べた事がなくネットのネタ的話題として知っている程度で、しかし味は何となくこんな感じなのだろうと想像がついていた。だがしかし、言うまでもなくイメージと実際食べるのとは大違いなのもわかっていたのでいつか行こうとも思っていた、そのいつかが今日であった。カミさんはミニにすると言うので、では私は小でいいだろうと注文して出てきたのを見た瞬間、「これが小て」と動揺するしかなかった。登山のような気持ちで盛りだくさんの野菜を崩し、麺を食べた、何故私は味玉を追加してしまったのだろう。味は想像した通りではあったがおいしいはおいしいので最後まで食べ切ったのだが、腹がパンパンになっていた。食への欲求は強くとも、食事の量は人並み程度の私。胃腸のの消化に血も力も消費して身体が重い。本屋をのぞいてから喫茶店でぐったり。夜は豚汁一杯と梨のみ。おいしかったけど、また行くだろうか、次はミニにする。