不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

七月二二日、推測航法

 起きたら体調はまあまあだったので、これなら大丈夫だろうと立川へ行く。シネマシティにてミッション:インポッシブル デッド・レコニング part one』を見る。トム・クルーズからなら元気をもらえるだろうとも思った。

 サスペンスとアクションを先に作って、間を埋めるためにいつも以上にふわっとした世界観と設定にしてしまう潔さよ。そのぶん悪役含めて全ての人物に余裕がほぼなく、それがスリルというガソリンになってガンガン前へと進んでいった。予告で先に見ていたとはいえ、あのダイブシーンは息を呑む、リアル『ティアキン』であるが、わりと既視感あるものも多かった(正直言って「すごい事を実際やる」アクションはもはやインフレとも言える)。ただ、カーチェイスでの車種はナイスだが斬新ではないけれど、二人であんなふうに運転するのは見た事ない。中盤にあったアレは、正直見ているうちに予想できて、やめてくれよと思っていたが的中。そういうふうにしかできないものかねえ、残念。そして相変わらずハリウッド映画では「すごい爆弾」程度の認識の核爆弾よ。このあたり、いいかげんアップデートせーよ。『ローグ・ネイション』は最高、『フォールアウト』はまあまあだったのでハードルを上げ過ぎずに見たら存外楽しんだ、続編を期待したい。

 とっとと帰路につき、途中ココイチで夕飯。家でカミさんと感想戦と、AIについて疑問などを解説してもらう。最先端の映画でもAIの認識ってやっぱりこんな感じなのねと、少し知識あるカミさんが苦笑しておりました。


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